56話 ページ11
森said
敦(この状態でも太宰さんならきっと手を思い付く…でも僕には無理だ!こんな過酷な場所に僕が居る資格なんて無かったんだ!)
私は諦めて逃げようとしている人虎君を絡まっていたリボンで引っ張り引き止めた。
森「駄目だよ少年、敵はあっちだ」
人虎君はいきなり引っ張られてバランスを保てなくてそのまま後ろに転けた。組合の女の子はポカンとしていた。人虎君は私を良く分からないという顔で見ていた。
森「この場合での逃亡はお勧めしない、その…高が街医者の言葉を信じて貰えるならばだが、彼女の言葉を信じるならばそのドアから逃げれば君は記憶を失う、敵の手管も捕えられた仲間の危機も忘れ敵は進撃を続ける…佳い事を教えよう…戦戯理論研究では、危害を加えて来た敵には徹底反撃を行うのが論理最適解とされている…2度と反逆されぬよう此処で徹底的に叩くのだ」
敦「でも方法が」
森「絶対に負けぬと高を括る敵ほど容易い相手はいないよ、抑も──先程聞いた所では、あの室に居る彼等は君が囚われた時必死に助けたと云う話ではなかったかね?」
私がそう言うと人虎君は何かを決めたような顔をして私に紐を渡してきた。
敦(そうだ…皆は僕を、なら今回は)
ル「お話は終わり?やる気は戻ったかしら、そうでなくちゃ面白くないわ…でも終わりよ」
人虎君の足元から人形が出てきて人虎君は上に高く飛び上がった。だが、もう一体同じ人形が出てきて人虎君は捕まった。そして谷崎君と同じように引きずり込まれていった。
ル「はい、おしまーい!それでおじさまはどうなさるの?おじさまの言葉のおかげで虎の彼に逃げられずにすんだわ、だから感謝の印に見逃してあげてもいいわよ…どうせ捕まえる指示のないこきたない中年一人見逃したってフィッツジェラルドさんは怒ったりしないもの、それとも─おじさまがアンに捕まった時の絶望した顔を観てみようかしら」
森「試すかね?」
私はペラペラ喋る組合の女の子に少しだけ、本の少しだけ殺気を向けたらその女の子は恐怖を抱いていた。でもその殺気で後ろにいる人形まで動けなくなるとは、まだまだ私もいけるね。
森「無理だな、何故ならば君は既に敗けている」
私は人虎君達が引きずり込まれた扉を指さした。
森「見るといい」
すると閉まっている扉が消えて扉が開いている状態で扉に掴まり耐えている人虎君が現れた。
ル「どうして、ドアは確かに閉まったはずなのに」
敦「君の見落としは1つこの闘いは最初から2対1だ」
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アミ - 更新頑張って下さい。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
きしも - 前の方のいう通り文ストではなくなっています コラボ設定にするか続編として題名を書き直して下さい (2019年4月15日 20時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これもう文ストじゃないやん……刀剣乱舞じゃん色々と残念…… (2019年3月15日 8時) (レス) id: b84f9313ac (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也と夢主ちゃんは別れてしまうのですか? (2018年7月22日 11時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
紅奈 - 続き気になります ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい (2018年5月15日 14時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰中也 | 作成日時:2017年11月3日 3時