旧神 ページ6
気味が悪いほどに余裕を見せているのは、軍人クレアだった。カレンの攻撃を軽々とかわし、とても楽しそうにくるりと回っていた。
「全く、遅いわね……所詮旧神ってところなのかしら？」
意味不明ともとれるような言葉を呟いていた。しかし、その意味が分かったカレンが途端に顔を強ばらせた。
「ニャルちゃんのウィルスはもう消えたはず……」
「いいえ、何のデマか分からないけど……『私たちが作った』そのウィルスは、太陽をちょっと浴びた程度では消えないわよ？」
その場にいた誰もが、絶望に突き落とされるような感覚に襲われる。ニャルを救うことができたと勝手に思っていたが、それは思い上がりでしかなかったのだった。
「……」
その強い絶望感と時を同じくして、遂にニャルが部屋へと入ってきた。その瞳には、月のような、また歪な輝きを誇る瞳を剥き出しにしていた。容姿は彼女と相違ないはずなのに、全くの別人のようにしか見えなくなっていた。
「やっときたわね？さあ、ニャルトラホテプ、あなたとのお約束を破った魔王を殺しなさい！」
「……」
そう言われた瞬間とほぼ同じ瞬間、ニャルが風を切るようにしてカレンたちの間合いへと入り込んだ。あるときは触手を伸ばして動きを止め、剣を荒ぶらせて首を切ろうと狙い、相手の攻撃は全て受けきりそのまま返す。
レイがその剣により腕に傷を付けられ伏せさせられ、魔王も腹に拳を喰らいうずくまっていた。背中を踏みつけられており、苦しそうだ。
「……素晴らしい。これが旧神の……」
その圧倒的とも言える強さを前に、イヴァンも感動すら覚え、ニャルへと拍手を送っていた。
たったひとり、カレンが辛うじて倒れてはいないが、触手に捕まり身動きが取れない状態でいた。
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カレン - ありがとうございます､あんなクソ作品見ていただいてありがとうございます(二回目) (2018年9月29日 20時) (
レス) id: 54cd55ba5b (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - カレンさん» カレンさんお久しぶりです。カレンさん良かったです(ごいりょく) (2018年9月26日 0時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
カレン - おっと作家名のままだった､失礼 (2018年9月25日 18時) (レス) id: 54cd55ba5b (このIDを非表示/違反報告)
キリサメさん - カレンは圧倒的裏ボス的なイメージで考えたキャラなので､能力考えるのにかなり時間が... (2018年9月25日 18時) (レス) id: 54cd55ba5b (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - カレンさん» 良かった〜、間違ってたらどうしようかと思ってたんだ！ネーミングから参考にさせていただきますた。 (2018年9月24日 22時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Olivie x他1人 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/olivie_with_Riv
作成日時：2018年9月23日 0時
