いちわ!【紅鶴】 ページ2
【ドフラミンゴ サイド】
今日の会議は11時からだ。そもそも、俺が七武海の会議なんぞに参加することが珍しいのに、今回は気まぐれで時間より早く来てやった。
…なのに、だ。
センゴクの野郎が、会議開始時刻を1時からに変更するだなんだとほざきやがった。
俺に「黙って部屋でまっとれ!!」なんて怒鳴り散らかして…釘を刺したつもりか??
海賊が大人しく“待て”なんてするわけねェだろう。
「フフ…全く、何の面白味もねぇ場所だなァ……!」
こうして俺は海軍本部を練り歩いている。
一通り見て、それでも面白いことがねェならいっそ海軍に嫌がらせでもしてやろうか。
「チッ、うるせェな…着いてくんじゃねェよ」
暇そうに隣を歩くクロコダイル。
別に良いだろ、ついて行くくらい許せよ。
退屈が限界突破したらテメェに蹴りかかって、その隣にいる鷹の目を巻き込んだ大乱闘でも始めてやるからな。
「…あァ、海兵脅して遊ぶか?」
「…」
「…」
せっかくの提案を無視とは酷え奴ら…はぁ、本当にコイツらは。
……ま、止めないってことは、賛成ってことだろ。
怒られる時は連帯責任だからな。
「フッフッフッ…!丁度いいのがいるじゃねえか!」
俺たちが歩く廊下の曲がり角を海兵が通った。
つまるところ、なんだかんだでコイツらも乗り気だったらしい。
そいつが視界に入った瞬間、俺達は同時に気配を消した。
__________消したはずなんだ。
しかしあの赤髪の海兵、こっちを振り返った。
そして俺たちを凝視する。
しかも俺たちが気配を消した瞬間に、だ。
……は???????
「風呂上がりか」
「そこじゃねえだろ、アホか…」
見当違いな感想を述べるミホークは無視するとして。
仮にも、俺達は七武海と呼ばれる実力者。俺たちが気配を消したら、あの程度の海兵は気付けねェはず。
…いや、そもそもあれは本当に気付いたのか…?
またまた振り返ろうとした時に俺たちがやったって可能もなくはねえ…
「…クロコダイル、お前はアレを偶然だと思うか?」
「……偶然、ねェ…」
「直接聞いてみれば良いだろう。ドフラミンゴ、貴様が行ってこい」
まあ、悩んでても答えはでねぇわな。
とりあえず探りを入れてみるか。
「オイ」
面白いもんが見つかったと、俺たちは前を歩く海兵に声をかけた。
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カルディア(プロフ) - とてもおもしろいです!パスワード教えてください! (12月18日 22時) (レス) id: 4fb5b30040 (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - シルさん» ありがとうございますー!!!続きの方をちまちまですけど上げていこうと思うのでこれからもよろしくしてくれると嬉しいです!!笑 (2022年11月26日 16時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - わいとさん» 本当ですかー!?嬉しいです!!!沢山待たせちゃうと思いますが気長に待ってもらえると幸いです!!! (2022年11月26日 16時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
シル - 第一シリーズ一気読みさせていただきました!とても面白くて、深夜に読んだのに笑ってしまいましたw本当に爆笑ですwww続きを見たいので、パスワードを教えていただきたいです。お願いします!🙇♀️ (2022年11月14日 6時) (レス) id: 8c175f049d (このIDを非表示/違反報告)
わいと - この小説めっちゃ主人公ちゃんがノリ良くて私の好みドストライクです!!続編のほう、楽しみに待っています!!! (2022年10月18日 21時) (レス) id: b45b455b48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無礼物 x他1人 | 作成日時:2017年11月25日 0時