レベル19 ページ21
「Aは何でここにいんだ？」
「船長とはぐれてしまって······」
ただいま男の子もといルフィに連れられ、サニー号に乗船した。トラ男とは船長の呼び名らしい。随分と可愛らしいあだ名で呼ばれているんだなと思う反面、船長は怒らなかったのだろうかと疑問に思う。
ルフィは私の手を引っ張ってぐいぐいと甲板に進んでいくと、ミカンの木を手入れしているオレンジ髪の女性に向かって叫んだ。
「おーい、ナミ！トラ男の船知らねェか？」
「はぁ？帰ってきて早々何言って＿＿＿＿＿って、その子どうしたの？」
私たちの方を振り返ったナミと言う人は、私を見て驚きこそしたものの、容姿を見て何かを察したらしい。女の私ですら目を反らしたくなるファッションは兎も角、スタイル抜群の綺麗な女性だ。
事情を説明すると、ナミさんは驚いた顔をしていた。どうやら私たちの船は間反対の方向にあるらしく、人っ子一人いない無人島らしい。そしてこの島の地形は入り組んでいて、地図無しで間反対に来るのは難しいようだ。
それを私は成功させたので驚かせてしまったようだ。因みに体感では二時間程度歩いたつもりだったのだが、正確には三時間以上歩いていたらしい。
どうりで疲れるわけだ、と思うと空気の読まないお腹が音を立てた。お腹を押さえた時には既に遅し。二人が笑っているのを見て恥ずかしくて顔が赤くなるのが分かる。
「腹へったよな〜。サンジに飯作って貰おうぜ！」
「えっ、そんな、充分迷惑をかけちゃってるし······」
「何で迷惑だなんて思うんだよ。気にすんなって、飯食ったらトラ男の所まで送ってやるよ！」
にしし、と笑うルフィが日だまりのように暖かくて、つられて笑ってしまう。
お言葉に甘えてご馳走になる前に、船長に連絡をしたいと言うと、電伝虫を貸してくれた。
『もしもし』
「もしもし、ペンギン？」
『その声、Aか！？お前どこにいるんだ？』
「ちょっと今、ペンギンたちがいる間反対の所で麦わらの一味にご厄介になってて······。心配かけてごめん、私は大丈夫。もう少ししたら戻るって船長に言ってくれない？」
すると電伝虫から溜め息が聞こえた。あーあ、と言うペンギンが次に言った言葉に耳を疑った。
「キャプテンはお前を探しに行ったぞ」
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水飴(プロフ) - なつみさん» 初めまして、コメントありがとうございます〜！作者の私情の関係にもよりますが、いずれはどちらも書かたら良いなと思っておりますので、お楽しみにして頂けたらと思います！ (2022年9月16日 0時) (
レス) id: 4efe73e95e (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - どっちもみたいです!!!! (2022年9月15日 20時) (レス) @page25 id: dfa30137f5 (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - さくにょさん» コメントありがとうございます！頑張ってどちらも書けたら良いなと思っています😌 (2022年9月12日 21時) (レス) id: 6a94704c3e (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ(プロフ) - エース、コラさん・・。どちらも気になりますね・・！ (2022年9月12日 21時) (レス) @page25 id: 075aa05b66 (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - グエグエさん» 初めまして、コメントありがとうございます〜！私のやる気があればいずれどちらも書くと思いますのでお楽しみに...！ゆっくりと更新頑張ります！ (2022年9月12日 11時) (レス) id: 6a94704c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水飴 | 作成日時：2022年8月20日 16時
