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youside
目が覚めた
重たい瞼をゆっくり開けぼんやりと天井をみる
周りは薄暗くてまだ日が昇っていないみたい
さっきまですごく嫌な夢を見ていた気がするなぁ
けど、ボロボロで冷えきった身体と
手首にうっすら見える手枷の後が
これは現実だと教えているみたいで
『……う、うぅ、…。』
ﾏﾙｺ「目覚めたか。…ほら、腹減っただろ。
サッチが飯作ってくれたんだ。食べれるかよい？」
『………うん、た"べる。』
ﾏﾙｺ「まず鼻を拭いてからだな。」
私の泣き声に気付いたのか
マルコが近寄ってきて、頭にぽんと手を乗せてくる
その手がすごく暖かくて
家に帰ってこれたのだと思って嬉しくなった
私の頭から手を離したマルコが部屋の明かりをつけ
ここが医務室なのだとやっとわかった
ベッド横のサイドテーブルにはまだ温かい美味しそうなスープが
診察台のテーブルにはお菓子やら肉やらが積まれてあって
肉はエースだろうなぁ…
みんなの優しさにちょっと胸がくすぐったくなった
ﾏﾙｺ「あっちの食いもん見ててもあげないよい。
大人しくスープ飲んどけ。」
『違うよ、お肉持ってきたの
絶対エースなんだろうなって思ってただけ。
……マルコも体調悪いの？
目の下の隈、すごい濃いよ。大丈夫？』
ﾏﾙｺ「……人の心配してる場合じゃないだろ、まったくよい。
大事な妹が3日もいねぇんだ。
挙句の果てにはボロボロになって帰ってきやがって
気が気じゃなかったよい、本当。」
『ごめんなさい……。』
何も言わずに出てきちゃって、こんな状況で戻ってきたら
そりゃ怒られるよなと思っていたけど
ﾏﾙｺ「怒ってるわけじゃないよい、Aが無事でなによりだ。」
と優しく微笑んでくれて不覚にもキュンとした
マルコから受け取ったスープを飲み始めると
神妙な面持ちで彼がこう続ける
ﾏﾙｺ「…Aが嫌だったら申し訳ねぇが、
親父から聞いたよい。お前さんの過去について。
……この3日間何があったか話してくれるか？
場合によっちゃあ海軍と全面戦争始かもしれねぇけどよい。」
海軍が白ひげの船の居場所を嗅ぎ回ってるって情報から
親父はきっとこの可能性を考えてたんだなぁ
つくづく凄いなと感心させられる
『…わかった。話すね。』
私もそろそろ前を向かないと
．
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文ストオタクの一般人 - 主ちゃんは当然としてマルコ？可愛すぎよ？男、、、だよね？ﾊﾆｬ( ^ω^ ) (2023年4月22日 17時) (
レス) @page43 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
N - 自分の誕生日でビビった (2023年3月18日 22時) (レス) @page1 id: 86e1b947ce (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごくおもしろくてきゅんってしました☺︎ (2022年12月17日 12時) (レス) @page44 id: 1970efe780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜空愛 | 作成日時：2022年7月13日 3時
