【逆ハー】ロマネを弁償してもらってないんで、奴等を避けようにも避けられない〜第二章〜【名探偵コナン】

ロマネ43本のワインタワー ページ4

諸伏「…遅い」

「え」

諸伏「ニュースで見たぞ、キッドが“人を盗んでいる”と。そして、その対象が君だってテレビにも写っていた」

「うわーないわー」

諸伏「回避能力はっ！？こう、もっと君は危機感を持つべきだ！」

「はいはい……」

諸伏「はいは一回」

「はい」

コナン「あの、そこ迄怒らなくても…」

諸伏「元はと言えば君がついていながら…っ」

コナン「ごもっともです()」


帰るとすぐに飛んできてお説教を始めた諸伏さん。
なんでもマスコミがキッドが私を抱えている場面をカメラで捉えたところを見たらしい。
メディアの情報流出えぐいな()

コナンも正座させられ、一緒に説教をくらっている。

取り敢えずお風呂に入ってドレスから私服に着替えさせてもらい、今はソファに座りながらまたお説教の続きを始めた。コナンは今お風呂なう。


「あの、諸伏さん…」

諸伏「……心配なんだ、君が」

「…すみません、でも」

諸伏「回避能力をもっていても、それでも君はまだ高校生だろう？」

「…！」

諸伏「君がいくら強くても、Aのことは俺が守りたい」

「ちょ、あ、え、」

なんなんだこの展開！？
まるで、彼が私のことを想っているような…

いやいやそんなまさかね！？
確かに固定カップルはいなかったし、何より亡くなってしまう設定だったし、それに、……

え、本当に？？？？？？？？？？←


諸伏「俺は、君を女の“子”として見ていない」

「あ、そっち？？」

諸伏「一人の女性として、君を((コナン「なぁに勝手に話進めてくれてるんですか？諸伏さん」

諸伏「っ…」

「あ、おかえりー」


まさかの女として見られていない発言に少々悲しくなったが、まあそれはそうかと思い直す。
にしても私自意識過剰過ぎて笑えるんだけど()

こそこそと話している彼らを横目に溜息をつく。


「取り敢えず、何が重要って、ウチの学校に新しく入ってきた英語の先生でしょ？」

コナン「あ、おう」

諸伏「？その人とは…？」

「いや、その人はFBIの人なんだけどね？ま、あれだけ怪しいと信じきれもしないか」

諸伏「FBI！？」

「そ。全てを教えてあげることはできないから、気を付けろとだけ言っとくね」





〜こそこそ話〜


諸伏「…いいところで邪魔をしてくれたね」

コナン「…邪魔って、何が？」

諸伏「まったく、高校生も侮れないな」

コナン「ははっ、そりゃどーも。…好きな奴を譲る気なんてさらさらないんで」

諸伏「…同じく、だよ」

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