転生したら滅茶苦茶不便なチート異能力手に入れた件について。

頭痛がする件について。 ページ41

Aside




小文はポーカーフェイスのまま前に進み出た。




鈴木「では、失礼しますよ、太宰さん、A」



中原「２度目はねェからな太宰手前ェ…」




で、帰っていった。


どうしよ、小文の敬語にすごく違和感ある。


あの子担任の先生にも敬語外す人だったからなぁ。


新鮮。


あ〜、っと…


それは置いといて、


太宰さんどうするか…


「えっ何君マフィアと関わりあったの」


みたいな目で見られてるもんね今。


ちょっと話逸らすか。




『…さて、太宰さん、ここからどうしましょう？』



太宰「通信保管所に行くよ。敦君とAちゃんに懸賞金をかけた奴が分かるはずだ」



『そうですか』



あの人なんだっけ名前。


フィッシュバーガーだっけ？


バーガーではなかったな…


えっと、フィッシュジェラート？


…魚のジェラートって美味しいの？




大蛇「フィッツジェラルドね？フランシス・スコット・フィッツジェラルド」




あ、それだ！




『何もしてないのに９０億かけられるとか……あれ、私何かしでかしたっけ…』



太宰「そうだねぇ…やっぱりその異能力じゃないかな？」



『解せません。好きでこんな不便な異能力持ってないのに…』



太宰「まぁまぁ。さて、用意もできたことだし行こうか」



『あれ、サングラス…ですか』




太宰さんが手にサングラス持ってる！


うわ、絵になる。




太宰「そうそう、変装が要るけど…君の髪はちょっと特殊だねぇ、これ使って良いよ」




茶色のウィッグとサングラスが差し出された。




『準備良いですね』



太宰「ん、何か不満かい？」



『いいえ、ただ…』



太宰「ただ？」



『すごいなぁ、って』




マジで太宰さん、未来予知でも出来るんじゃないかな。


未来予知…ポートマフィア…太宰治…う゛っ頭が。




太宰「…そうかい。さ、早くつけてくれたまえ」



『…………できました』



太宰「ん、いいじゃないか、行こう」



『はい』




、

心音コントロールの件について。→←伝説のあれの件について。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す