転生したら滅茶苦茶不便なチート異能力手に入れた件について。

少女の件について。 ページ36

Aside




目が覚めた。




『…ん』



太宰「あ、おはよう」



『…おはようございます』



太宰「ちょっとやらかしたねぇ」




…大蛇、芥川くんどうした。




大蛇「真っ先にそれ訊くんだ。太宰さんの言葉にも答えなよ。芥川君は来ないっぽいよ」




っしゃあああ！！


死なずに二推しに会える！！




大蛇「その二推しに殺されたらどうするのさ」




それも悪くない！！




『…って言うかまず、ここどこです？』



太宰「ポートマフィアの地下牢だね」



『あっ、私死ぬ奴ですか？』



太宰「処刑待ちだよ」



『あっそうですか』



太宰「動揺しないのだね」




太宰さ〜ん、目が黒いで〜す。


そして知ってたからとか口が裂けても言えませ〜ん！！




『…生であれ死であれ、来るものは受け入れる精神なので』




嘘じゃない、うん、嘘じゃない！！


あっそうだ、私ピッキングとかできない。


どうしよ。


ん〜…


あ、そうだ大蛇！


この鎖外して？




大蛇「は〜い、ピッキングっぽくしとく」




ないす〜☆


…あっ、足音する！


来た、来た！？




？「相っ変わらずの悪巧みかァ？なァ、太宰」




き、来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！


我が二推し、


中原中也ぁっ！！




太宰「げ、中也」



中原「こりゃ最高の眺めだ。１００億の名画にも勝るぜ」



『…くらげ？』




それには私も含まれてるんですか？


含まれてたらもうめちゃくちゃ嬉しいんですが！？




中原「…何て？」




あっ、はい、まぁそうなりますよねスンマセン。




『くらげ』



中原「…嗚呼、手前は意味不明な言語を喋るンだッたな」




意味不明じゃない！！


あらかた意味のある言語になってるよ！！




？「あ、中原幹部、ここにいらっしゃいましたか」




…はっ？


青い髪に黄色の瞳を持つ、


その美少女。


えっ、原作にこんな人いなかったよね。


そして見た目全く違うけど、


なんとなく雰囲気に既視感が…


その少女は、くるりとこっちを振り向いて、


言った。




？「あれ、久しぶりだね」




、

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