転生したら滅茶苦茶不便なチート異能力手に入れた件について。

元……の件について。　※追加アリ ページ21

Aside




太宰さん、樋口さんが喋ってるの無視しないであげて、


ちょっと可哀想！！


ぺちぺちってしてる太宰さんも


されてる敦くんも可愛いけど！




ｶﾞﾁｬｯ




あ、樋口さんが銃構えた。




樋口「生きて帰すと思っているのか」




物騒。けど可愛い。




芥川「ククク、止めろ樋口、お前では勝てぬ。太宰さん、今回は退きましょう」




「ククク」って笑い方、良い。


良い声してるよね君。


その髪のグラデーションがどうなってるのか不思議だけど。




芥川「しかし、人虎と小娘の身柄は必ず僕等ポートマフィアが頂く」



太宰「何で？」



芥川「その２人には、闇市で懸賞金が懸かっている。人虎には７０億。小娘には９０億だ」




う〜ん、思ったより高いね懸賞金！


私それほど凄くないよ！？




芥川「探偵社にはいずれまた伺います。ポートマフィアは必ずその７０億と９０億を奪う」



太宰「では、武装探偵社と戦争かい」




あっ、来る！


来るぞ私が好きなシーンのランキング上位に入る奴！




太宰「やってみ給えよ、やれるものなら」




わぁぁっ！！


カッコいい、


尊い、


ヤバイ！！


はぁ、居合わせられてよかった、


幸せ！




樋口「零細企業如きが！我々はこの街の暗部その物。この街の政治、経済、悉くに根を張る」




「ことごとく」って結構難しい字書くよね。




樋口「たかが十数人の探偵社如き、３日を待たず事務所ごと灰と消える！」




探偵社けっこう強いよ？


舐めちゃいけないよ？




樋口「我々に逆らって生き残った者など居ないのだぞ！」




いるんだよなー、君の目の前に、


そこの、元幹部様が。




太宰「知ってるよ、そのくらい」



芥川「然り、他の誰よりも、貴方はそれを承知している」




この時の芥川くんの声色って良いよね。




芥川「元ポートマフィアの太宰さん」




芥川くんは、くるりと踵を返した。


樋口さんも慌ててそれに続く。


そのまま帰るかと思いきや、


芥川くんが振り向いて、言った。




芥川「小娘…次会えば、命はないと思え。貴様の攻撃は把握したぞ」



『…しゃけ』




芥川くんは顔を顰めて、


今度こそ、


樋口さんと帰っていった。




、

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