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空間断絶の件について。 ページ20

Aside




羅生門の動きが止まっている間に、


なんとかして、


芥川くんに攻撃を入れようと頑張ってみる事にした…


筈なのに。




樋口「先輩っ!!」




突如、樋口さんが大量の弾丸を放った。


何とかして避けたけど、


それで驚いたせいか、


異能力が解除されてしまった。




芥川「…樋口、よくやった」



『 “ 動くな ” !』




発した声は、


真っ黒な空間に飲み込まれていった。




『っ、空間断絶…!』




もう見破られた!?


いやそりゃそうか、芥川君だもんね!




芥川「ほう、なかなかの観察眼だな。だが…貴様の攻撃、見切ったぞ」




黒獣が四方八方から飛んでくる。


多少の擦り傷はあれど、なんとか避けていく私。


けれど…




シュン




目の前に迫ってきた黒獣を避けるのに、


体勢を崩した。


あっ、次は心臓に当たる…!


そう思って目を瞑ったけれど、


想定していた痛みは、いつまで経っても来なかった。


恐る恐る目を開けて、


吃驚した。




『…敦さん』




敦くんの脚が、取れてた。


痛そう。


え、マジでごめん。


あ、虎になった。


そっか、君は再生能力持ってたっけ。




樋口「右足が再生した!?」




ガオォォォォ




芥川「そうこなくてはな。避がっていろ、樋口!」




飛びかかる虎、それに応戦する芥川くん。


私にできる事は、樋口さんとの交戦。




樋口「貴女、何ですかその異能力…!」




私はもう、自分の身体無視で全力で異能を発動しようとしているから、


樋口さんにとってはかなり面倒なんだろう。


私が声を発するたびに、耳をふさがなきゃいけないんだから。




『うみうし』



樋口「何言ってるのかさっぱり分かりませんよ!」




乱射される銃弾。


それをお得意の体術で避ける私。


何故かこっち来た羅生門。


上に飛びあがって何とか避ける私。


そろそろ太宰さん来てくれないかな〜。


あっ、居た。


来てるわ太宰さん。




ズザァァァッ




跳んで、後ろに下がる。


目の前で、羅生門と虎が衝突しようとした、


その時。




 “ 人間失格 ”




太宰「はぁーい、そこまで―」




よかった、原作通り来た!




樋口「貴方は探偵社の、何故ここに…!」



太宰「美人さんの行動は気になってね、聴かせてもらった。後、谷崎くんが教えてくれたよ」



樋口「まさか、最初から私の計画を見抜いて…!」



太宰「ほらほら起きなよ〜、敦君」




元……の件について。 ※追加アリ→←芥川の件について。



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銀砂売り子 - 猫さん» えっ、ほんとだ間違ってる。ご指摘ありがとうございます! (2022年8月13日 14時) (レス) @page1 id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいてます。質問なんですが、元……の件について。のやつで、敦くんが70億なのは合ってるんですけど、主人公が90億って言われたあとに100億って書かれててどっちか分からなくなりました。 (2022年8月6日 14時) (レス) @page21 id: bbe9e35a2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀砂売り子 | 作成日時:2022年7月1日 18時

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