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爆弾魔の件について。 ページ12

Aside




『…ん?』




目が覚めると、


布団に居た。


…はい?


あれ?


私部屋の隅っこで寝たはずなんだけど。


部屋を見渡すと、小さな机の上に紙が置いてあった。


寝ぼけながら、それを手に取る。




「先に探偵社に行ッてるよ。地図も置いておくから、それを見ておいで。 与謝野」




…あ、これ私ぼっち?


成程ね?




『…あ、服』




多分、これ私のだよね。




『…ピッタリなんですが』




白いシャツ、薄黄緑色のカーディガン、砂色のズボン。


体術使いって聞いてズボンにしてくれたのかな。


有難い。


そして結構可愛い。



















外に出た。


まぁ、予想通りっちゃ予想通りではあるけど…




太宰「やぁ、おはようAちゃん」



敦「あ、おはよう」



太宰「いっだ!」




はい、太宰さんがドラム缶に入ってるやつ。


敦くんが、挨拶と同時にドラム缶を蹴り倒した。




太宰「んん、有難う敦くん。あ、Aちゃん、今から探偵社に行くのかい?」



『しゃけ』



太宰「ちょうど良かった。そこで君たちに仕事を斡旋しようと思ってね、着いて来るかい?」



『しゃけ』



















街を歩いていると、敦くんが言葉を発した。



敦「試験とかあるんですか?」



太宰「う〜ん、2人とも、読み書きできる?」



敦「まぁ…」



『しゃけ』



敦「え、Aちゃん大丈夫なの!?」



『はりせんぼん!』




失礼だね!


私だって元JKなんだよ読み書きくらいできるって言うの!


ついでに試験筆記じゃないし!




敦「えっあっ、ごめん!」




あ、怒ってるの伝わった。




太宰「まぁ任せ給えよ。我が名は太宰。社の信頼と民草の崇敬を一身に浴す男…」



国木田「ここに居ったか!!」




あ、来る!


地味に楽しみにしてたやつ来る!




国木田「この、包帯無駄遣い装置!!!!」



太宰「国木田くん、その呼称はどうかと思う…」




太宰さんちょっと傷ついてて草。


そして可愛いなオイ!


尊い。




国木田「この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ!速く来い!!」



敦「非常事態?」



国木田「探偵社に来い!人手が要る!」



太宰「なんで?」



国木田「爆弾魔が、人質連れて探偵社に立て篭った!」




っしゃぁ、ここで異能解禁するぞ!


待ってろ爆弾魔 ( おそらく谷崎くん ) !




嫌な予感がする件について。→←のど飴の件について。



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銀砂売り子 - 猫さん» えっ、ほんとだ間違ってる。ご指摘ありがとうございます! (2022年8月13日 14時) (レス) @page1 id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいてます。質問なんですが、元……の件について。のやつで、敦くんが70億なのは合ってるんですけど、主人公が90億って言われたあとに100億って書かれててどっちか分からなくなりました。 (2022年8月6日 14時) (レス) @page21 id: bbe9e35a2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀砂売り子 | 作成日時:2022年7月1日 18時

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