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2人を見送ると、キッチンから涼くんに呼ばれた。
亮「どうしたの？」
涼「翔太と大介くん、起こしてきてくれない？」
亮「分かった。あ、お皿洗い……」
蓮「あ、俺出来るよ。やっとくから行ってきな」
亮「ありがと」
我が家の家事は料理以外はある程度当番制にはなってる。
でもそれ通りに行くことなんて滅多にないから普段は手際のいい涼くんや、家にいるからって兄ちゃんと翔太くんがやってくれる。
だから俺たちも出来る日はちゃんとやって恩返ししないとね。
俺はとりあえず3階に上がって大介くんの部屋へ。
ノックをしても返事がないから勝手に入ると、まだ寝てる大介くん。
起こす前に部屋をグルっと見回すとまた増えてるお嫁さんたち。
俺も参考書とか文房具がどんどん増えてくから人のこと言えないけど。
文房具で新商品でると気になっちゃうのは仕方ないよね？
亮「大介くん、おはよう」
大「ん、ん〜……」
亮「あっ、ちょっ！？」
身体を揺すっていた手を引かれたかと思ったら、何故かベッドに引きずり込まれて抱きしめられる体制に。
亮「ねぇ！大介くん！」
大「んー？ふふっ」
亮「……もう起きてんじゃん」
大「にゃははっ、バレちった」
にぃーっと笑った大介くんだけど、腕の力を緩めることはしない。
なんかこれ、懐かしいな。
小さい頃から早起きだった俺はキッチンに入れない分兄ちゃんたちを起こすことが多かった。
大介くんを起こしに来るとだいたい布団の中連れ込まれて、暖かいからたまに寝ちゃって。
心配して様子を見に来た照くんに2人とも叩き起されてた。
正反対な俺たちだけど、一緒にいると不思議と落ち着くんだよな。
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ちぇろ(プロフ) - それぞれの想いを感じてうるうるしてます。更新ありがとうございました！ (2023年2月17日 6時) (
レス) id: 84d56b057b (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ(プロフ) - 久しぶりに読み返しにお邪魔しました。大好きなお話です。続きが読めたらうれしいです。 (2022年12月26日 11時) (レス) @page17 id: 84d56b057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2022年8月9日 22時
