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遊び ページ14

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翔平side









『…………意味、わかんない、』



両手に持っていた荷物は、思っていたよりもずっと大きな音を立てて床に落ちた。
色んな思いが駆け巡って、複雑に絡まっていく。







…やっぱり、ずっと遊びだったんだ。





俺は何を本気になっていたんだろう。




樹が、俺のこと好きなはず、無いのに。

せっかく自分の気持ちに素直になれたのに。

あいつは、ずっと違ったんだ。

説明されなくたって、少なくともインターホンに出た女の人が樹の特別な人だってことぐらい、俺にもわかる。

男同士、なんてのが、そもそも間違っていたのかもしれない。


溢れ出た涙は止まることを知らず、まるで俺の樹への気持ちを表しているみたいだ。

ビニール袋いっぱいに買ってきたものは、モザイクみたいに滲んでいて、惨めで。


『…あほらし、』


既にグズグズの鼻声で自虐的に小さく笑ってみたら、小さいと思っていた心の穴が大きく拡がってしまった。


『ふ、っう…あぁあっ、!』


玄関に座り込んだまま、俺は思いっきり泣きじゃくった。







"…prrrrrrr,prrrrrrr "




『っ、だれ、…』


場違いに鳴り響く着信音。
目をごしごし擦って滲んでいた視界が澄むと、ディスプレイに表示されていたのは







"やましょーさん"





の文字だった。





『…なんで、』


グッズグズの鼻声のまま出る訳には行かないと思ったが、先輩だし出ない方がいけないと思い直し、通話ボタンを押した。




山《ッ…あ、出た。翔平?》



『っうぐ、なん、でずがぁ"っ、』

山《えっ、は?なんで泣いてんの?!》

『っ、な"んでもないれ"ず、』

山《そんだけ泣いててなんでもないは苦しいやろ。どうした?》



…こんな情けないこと、言えるわけない。





『…ちょ"っど、えいがみで…っひっく、がんどうしぢゃっで、』


山《…そうか。そんなに感動するんなら俺にも見せて。今から翔平ん家行く。じゃ。》


"ブツッ、"






『………え"、?』









゚・*:.。..。.:+・゚゚・*:.。..。.:+・゚

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作者の呟き

リンクちゃんと貼れてなかったごめね


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設定キーワード:THERAMPAGE , 藤原樹 , BL   
作品ジャンル:恋愛
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白湯(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます。完結まで行きつけたのは読者の皆様のおかげです…!本当にありがとうございました。明日辺り、しょへさんのお話をあげる予定ですので、楽しみにしていてください♪ (12月15日 22時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - 完結まで書いていただきありがとうございます!途中切なすぎて、本当に泣きました…このお話大好きです!!!山彰さん北人さん海青さんしょへいつのその後も全部気になります…お時間ありましたら書いていただけると嬉しいです!! (12月15日 19時) (レス) id: 30ecbafb1c (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - さーきーさん» ありがとうございます。色々書きます!完結できたのも読者様のおかげです。本当にありがとうございました。もう少し、お付き合い下さい。 (12月13日 8時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - ゆあらむさん» ありがとうございます。楽しんでいただけて何よりです、!続編、前向きに検討させていただきますね。その時はまたよろしくお願いします。笑 (12月13日 8時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - Kerooさん» ありがとうございます!拙い文章にもお付き合いいただきありがとうございました!そう言って頂けると作者調子に乗ります…笑、お楽しみに♪ (12月13日 8時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白湯 | 作成日時:2020年10月18日 23時

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