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春が来た。

僕達は2年生になろうとしている。

今年は色々あったけれど、きっと、今年も色々あるだろう。

本当は、色々あったとかそう言う言葉じゃ済まされないくらい。

新しいクラスは、もう張り出されているらしい。

「デクくん、クラス見に行かない?」

「うん、行こう」

掲示されている場所まで行ってみれば、思ったよりも人が多い。それでも、なんとかクラスは見ることが出来た。

「あ、今年も一緒やね!よろしく、デクくん」

「本当だ……よろしくね!」

「爆豪くんも一緒やね」

「あはは、本当だ」

そう言うと、頑張ろうねと笑い返されてしまう。

今年も担任は相澤先生だろうか。担任はまだ発表されていないのだけれど。

そろそろ戻るかな、と踵を返した瞬間、肩を叩かれた。

「出久くん」

振り返れば、嬉しそうに微笑む女子生徒。しばらく聞いていなかったその声には、懐かしさを覚える。
真新しい制服に身を包み、長い髪の毛を緩く2つに結び、ヘッドホンを首にかけて──

「A……ちゃん?」

「えへへ、編入してきちゃった」

さらりとそう言われて、目を剥く。麗日さんも、驚いたように目を見開いていた。
雄英の転入試験なんて、難しいなんてもんじゃない。

「どうして……」

「やりたいことがあったんだ、ここで」

「そっか……えっと、入学?おめでとう」

「うん、よろしくね」

にこりと微笑む。遠くから彼女の名前呼ぶ声がして、Aちゃんが振り向いた。もう、友達もできたらしい。去年再開した頃じゃ、ありえない光景(なんて言ったら失礼だろうか)

「呼ばれてるみたい、もう行くね」

「うん、えっと、また今度?」

「うん、またね」

少し歩いてから、彼女はくるりと振り返った。

びしっと指を指す。僕ではなくて──麗日さんの方。


「わたし、負けないよ!」


「……えっ?」


麗日さんが首を傾げる。Aちゃんの背中が小さくなってから、慌てたように麗日さんがわたわたする。

「ちょっと、Aちゃん!どういうことなのー!?」

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(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます!少し語感が悪かったので返させていただきました!デク君落ちの小説少ないですよね!更新頑張らせていただきます! (2018年8月21日 23時) (レス) id: a1b019c15f (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あれ?題名代わりました?緑谷くん落ちの作品が少なかったので、ありがとうございます。これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年8月21日 21時) (レス) id: 4c9134da1a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みかんぽんずさん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいです!更新頑張ります! (2018年8月20日 16時) (レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
みかんぽんず - 序盤ですが、とっても素敵です…!緑谷くんと夢主ちゃんが今後どうなるのか、ドキドキです!(笑) (2018年8月20日 10時) (レス) id: ebb094bbec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年8月18日 20時

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