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「Aちゃん！」
いまからじゃ間に合わない！反射的に一歩踏み出して、そう直感した。
男はナイフを振り上げていて、Aちゃんは消化器を持っている。
ゴトン、と音を立てて、なにか重いものが落ちる音。
駆け寄りながら視線を移せば、Aちゃんが手に持っていた消化器を男の足の上に落としていた。多分、わざとじゃなくて、驚いて取り落としただけなのだろうけれど。
あの大きさなら、薬剤の重さを差し引いても2キロはするだろう。
「いっでぇ！！」
──超痛そう。
思わず男が動きを止めた瞬間。Aちゃんがポケットから取り出した何かを男の首筋へと押し当てた。
もごもごとなにか口にしてから、パタリと倒れる。
「……や、やっ、た？」
おそるおそるというように僕の方を見たAちゃん。手に持っているのはスタンガン。
「また……助けられちゃったね。……えっと、Aちゃん、それは？」
そう聞くと、スタンガンをバチバチ言わせながら、恥ずかしそうに言った。
「これはその……痴漢に会ったって知った担任の先生が……くれて……使い方とかも教えてくれて……」
市販されてるスタンガンにはせいぜい人を怯ませる程度の威力しかないはずなので、おそらく改造されたスタンガンだろう。担任は何者なのか。
「大丈夫かい！？」
そんなふうにしてると、パタパタと数人の警官が駆け寄ってきた。
「こっちです！」
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漱(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！少し語感が悪かったので返させていただきました！デク君落ちの小説少ないですよね！更新頑張らせていただきます！ (2018年8月21日 23時) (
レス) id: a1b019c15f (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あれ？題名代わりました？緑谷くん落ちの作品が少なかったので、ありがとうございます。これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 4c9134da1a (このIDを非表示/違反報告)
漱(プロフ) - みかんぽんずさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年8月20日 16時) (レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
みかんぽんず - 序盤ですが、とっても素敵です…！緑谷くんと夢主ちゃんが今後どうなるのか、ドキドキです！（笑） (2018年8月20日 10時) (レス) id: ebb094bbec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漱 | 作成日時：2018年8月18日 20時
