今になってやっと言える、小説の書き方。

会話文について ページ12

会話文についてです！

これがまた、結構難しかったりします(個人的意見)

少なくとも私は苦手ですが、皆さんはどうでしょうかね。
気づくと会話がほとんど無い小説になってたりするので、中々難しいです。


会話文において一番大切なのは、"誰が喋っているのかを明確にする"事です。

漫画やアニメと違って、見ればわかる。というようにはなりませんからね……。

漫画は漫画で、吹き出しがキャラについていない場合は、メガネやミニキャラの顔などを吹き出し内などに書くのがセオリーらしいです。
それも誰が喋っているのかを明確にする為って、なんか漫画の書き方講座みたいなのでみました。

特徴的な口調のキャラならともかく、似たような喋り方をしている二人が集まったら、これはもう会話文だけ書いているわけにはいきません。



｢ねぇねぇ、昨日のテレビ見た？｣
｢見た見た、やばかったよね｣
｢それな、心臓止まるかと思った｣
｢マジかよ｣
｢マジマジ｣

……全く誰が何を言っているか分かりませんよね。
ついでに言えば、何人で喋っているのかもわかりません。

なのでこれを、


｢ねぇねぇ、昨日のテレビ見た？｣

と、未来が聞いてくるので、私も笑って答える。

｢見た見た、やばかったよね｣

未来は片手にスマホを弄りながら、興奮したように言う。

｢それな、心臓止まるかと思った｣

それはちょっと大げさな気もするけれど。

｢マジで？｣

｢マジマジ｣

こんな感じですね。


ここで注意すべきは、

Aは、
｢〜〜｣
と言った。

ばかりを使いすぎないことです。何度も同じことを繰り返すのは面倒な感じになります。

たまに

｢〜〜｣
Aはそう言って笑った。

や、

｢………｣
消え入りそうな声で呟く。

などと変化させてみると良いと思います！



ちなみに、誰が喋っているのかを明確にしない場合は、このままでも良いです。
野次馬や、ふと聞こえてきた噂話のことを書く時など。

｢ねぇねぇ知ってる？｣
｢二組の彼？｣
｢帰国子女なんやって｣
｢マジかー｣
｢でも彼女いるんでしょ？｣

みたいな感じで。

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