楽屋 ページ7
ボクの表情を見ると、Aは目をパチクリさせてゆっくりボクに近づいてこようとした
そんなAの前に、薄ら笑いを浮かべながら彼女が立った
何も言わずに、Aは視線を落とした。地面に散らばっている写真の切れはしに気付き、それを拾いあげジっと見つめた
優凪「章ちゃんに用ないなら帰ってくれない？私…誠くん嫌いなんだよね…」
少し睨みつけながらいう彼女に、Aも睨み返して口を開いた
A「性格悪っ…こんなんして章ちゃん手にいれようとしてんねや？アホな女…」
優凪「はぁ？バケモノにアホとか言われたくないし！？ってか、章大に色目使ってんじゃねーよ」
A「うわっ、なに？めっちゃ引くんやけど！？汚い言葉使わん方がええで？そういうん章ちゃん嫌いやし」
Aの言葉にイラっとしたのか、ボクの目の前の彼女は手を振りかざした
その振りかざした手を慌てて握り「あかんって」ととめた
A「殴らしたらええやん…」
ヤス「…マコが…痛い思いするんは、俺がいややから…」
A「章ちゃん…」
ボクの言葉に、少し頬を赤くさせて嬉しそうに笑うAを見て、自然と顔が緩んだ
そんなやり取りをみた目の前の彼女は、掴んだ手首を振り払いボクを見つめた
優凪「好きとかじゃないんでしょ…ただコイツが可哀想だって思っただけでしょ？」
ヤス「優凪ちゃん？」
優凪「ただそれだけだよね？だって…優凪の方が可愛いし、優凪の方が章大の事昔から知ってるし、優凪の方が…優凪の方が…許せない…そんな顔…許せない」
ヤス「優…凪ちゃん」
肩を震わせ、彼女は涙を流し「今日、データ全部渡すから…部屋に取りに来て…必ず１人で…もしもこなかったらばら撒くから」とそうボクに静かに言い楽屋から出ていった
散らばっている写真をゆっくり拾い集めると、Aがボクを抱きしめてきた
A「ごめんなぁ章ちゃん…」
ヤス「なんで謝るん？こっちが謝らなあかんもん。ごめんなぁ…もっと気ぃつけなあかんかったのに…」
ゆっくり首を振り、それからこっちを見つめてきた
A「章ちゃん演技はうまいのに…嘘つくん下手やな…嘘つく時の癖…しらんやろ」
ヤス「えっ…そんなんあるぅ？」
A「あの子は自分の方が言うてたけど…うちやって、マコとしてと…Aとしての時の章ちゃんをずっと見てきたから…あの子が知らん章ちゃんをいっぱいしってる」
抱きしめ返すといつの間にか扉の前にマネージャーがいた
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こじゅMAMA(プロフ) - むーさん» おばんです。すみません。なかなか更新せずで申し訳なく思っています。そのうち更新されると思います。2019になってしまい申し訳ありません。気長に待って下さい (2019年9月29日 23時) (
レス) id: a147df293a (このIDを非表示/違反報告)
むー - 更新待ってます！！！ (2016年12月19日 0時) (レス) id: cd37b61b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こじゅMAMA
| 作成日時：2016年1月18日 11時
