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第24話 ページ25

No side


園「それにしてもおっそいなぁ。メールくらいくれたっていいのに…」
園「ここで待ち合わせのはずなんだけどな…」


ピョンピョンと飛び跳ねながら園子は周囲を見回し、次にメールを打ち始めた。
すると、桟橋の向こうから、柄の悪そうな日本人の男の一団がやってきた。


男「チッ、オラオラ邪魔だ!どけ!」


黒服の強面な男たちがTシャツに短パン姿の男を囲むようにして、日本語でどやしながら歩いてくる。


新「なんだアイツら」
A「やだ、感じ悪い」

コ「真ん中にいるのは、中富禮次郎だな」
A「んーどっかで聞いたことあるような…」
新「中富海運の社長だろ」
A「あぁ、前にニュースで見た人だ」


Aは禮次郎にあまり良い印象を抱いていないのか、顔を歪ませる。


コ「やり手と評判だが、黒い噂の絶えない人物だ。政治家との癒着や暴力団どのつながりも噂されている」
A「なんでそんな人が社長なのよ…よく社員が着いてきてくれるわね」
新「ってか何でそんなヤツがシンガポールに?」
コ「さあな。ただのバカンスじゃないか?」
A「ね、ねぇあの人たち、園子に近づいてきてない?」



___



禮「ねぇ、彼女。シンガポールまで来て1人?」


園子が顔を上げると、強面黒服を従えたあの柄の悪そうな男が目の前に立っていた。


禮「よかったら俺と…」
園「今それどころじゃないの。あっち行って。」


園子はプイと横を向きメールを打ち続けた。


禮「そんなこと言ってもいいのかな?その気になったらお前一人、車に連れ込むことくらい簡単なんだぞ」


小五郎の近くにいた蘭は園子が男に絡まれていることに気づき


蘭「園子!」


助けに行こうとすると、後ろから腕を掴まれた。


蘭「新一!」
新「余計なことするなって」
蘭「え?」


蘭は心配そうに視線を元に戻す。

すると、園子の肩を乱暴に掴む禮次郎の後ろで黒服たちが次々と倒れていくのが見えた。

地面にうずくまる黒服たちの真ん中で、何者かが最後の一人をキレのある完璧な投げ技で沈める。

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ベルモット - キャラクターのセリフや夢主人公と怪盗キット関係性も好みでした。紺青の拳映画館で見た時は、作画が綺麗で嬉しかったですね。園子とまことさんの恋愛とかも。 (2019年7月20日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 読みました。公式小説をお読みになっている方ですか?文章が細かく、説明文も分かりやすかったです。 (2019年7月20日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きですこの映画大好きです (2019年7月8日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月2日 11時

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