僕の恩恵は……創造力【男主】

4.年齢 ページ4

「し、信じられないわ！問答無用で引き摺り込んだ挙句、空に放り出すなんて！」

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃ即ゲームオーバーコースだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」

「………いえ。石の中に呼び出されては動けないでしょう？」


「俺は問題ない」

「そう。身勝手ね」


互いに鼻を鳴らしながら服を絞る二人

僕的にはどちらも身勝手だと思う…


「一応確認するが、お前らにもあの手紙が？」

「そうだけど、まずはその"オマエ"って呼び方を訂正して。＿＿________私は工藤 飛鳥よ。以後気をつけて。それでそこで猫を抱きかかえている貴女は？」


「春日部 耀。以下同文」


「そう。よろしく春日部さん。で、野蛮で凶暴そうな貴方は？」

「高圧的な自己紹介ありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻 十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれよ、お嬢様？」



「取扱説明書をくれたらね。最後に、そこで興味なさげに立っている貴方は？」


初めて僕に話が振られた

いくら小さくてもちょっとくらい見てよね


「神白 A……」


「…………貴方、何歳？」


なんでそんなこと聞くんだろう？

ていうか、僕、自分の年齢知りません


「五歳」


多分、ですがね

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