＊第四十六話＊ ページ48
狐華Aside
＿＿＿＿＿＿＿＿
『はぁ……はぁｯ……』
ﾎﾟﾀｯ…ﾎﾟﾀ…
畳に垂れる音がやけに響いて聞こえる
自分から垂れてるのは私の汗か、それとも……
ﾄﾞｻｯ
私は横になった
『…もう、無理……はぁ…』
へ「A」
私が横になり大きく息をしていると、へし切長谷部が…部屋に入ってくるなり私に覆い被さってきた
『や、やめてよ、ｯもう、無理』
へ「俺は無理じゃない」
『何その子どもみたいな理屈…とにかく離れて』
へし切長谷部の胸板を押して抵抗しても、体に思ったように力が入らなくて、びくともしなかった
『榮様…』
へ「！」
私が 榮様 と呟けばへし切長谷部は動きを止めた
『……榮様は、こんな貴方達を、こんな本丸を望んでなんかいないはず！！』
へ「……」
『榮様は、主は！皆が仲良く笑顔で、笑い声が絶えない本丸を望んでる！！こんなことはやめ＿＿＿』
へ「五月蝿いｯ！！！！！」
ﾀﾞﾝｯ!!!
『！？！？』
へし切長谷部は怒鳴ると私の顔の横を殴った
畳は少しへこんでいた
へ「五月蝿い五月蝿いｯ！何故だ…何故だ、何故俺を見ない！！何故あの方ばかりなのだ！！」
『は、長谷部…？』
へ「…あの方は、もういないぞ」
『！！』
そんなことは、わかってる
わかってるからこそ、忘れたくなくて…！
『そんなの！わかって＿＿＿＿＿』
へ「俺は、燭台切よりも、鶴丸よりも、大倶利伽羅よりも…そして、主よりも、Aを愛してる」
『え…』
私は驚いた、へし切長谷部が私をそんな風に思っていることに
こんな本丸になる以前に、へし切長谷部に執拗に絡みに行くと嫌そうな顔をしていた
でも、その時に私が誰かに名前を呼ばれると何故か不機嫌な顔をしていた
へ「…常日頃思っていた、Aをどうやって閉じ込めて俺だけのモノにしようかと」
『！やめ、嫌！は、ｯ長谷部！抜いてｯ』
へ「抜かない…お前は、俺を見ていればいい」
瞳孔が開いた、怒った表情のへし切長谷部の鼻と私の鼻がつきそうなくらいに顔が近い
こんなへし切長谷部を見るのは初めてで、恐怖を感じた
『あ、ｯや、やだ、長谷部ｯ』
へ「お前が俺を求めるまで、抜かないからな……ｯん…」
へし切長谷部の舌が私の口に入ってきた
逃げたくても絡め取られる舌
もう、何も考えられなくてへし切長谷部に体を委ねるしか無かった
私は、へし切長谷部の首に手を回した
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【彩北】(プロフ) - つきなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます。ヤンデレでしたか！？そう思ってもらえて光栄です！()更新、なんとか頑張ります！ (2019年2月23日 16時) (
レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
つきなみ - 初めまして。こちらの作品が好きで、楽しく読ませて頂いてます。刀剣男士のヤンデレ具合、最高です！夢主ちゃんはどうなってしまうのか、今の本丸の審神者さんと男士は夢主ちゃんを助けること間に合うのか、続きを楽しみにしています！ (2019年1月22日 20時) (レス) id: 2209e94daf (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - 4869H.Kさん» 面白いだなんて…！嬉しい限りです！ありがとうございます！！頑張ります！！ (2018年12月25日 17時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
4869H.K(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年12月10日 2時) (レス) id: 7a8b945c7b (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - なすの炒め物さん» コメントありがとうございます！そんなことを言ってくれるだなんて…とっても嬉しいです！その一言だけでも頑張れる気がします！続編を作ろうと思ってるので、続編が出ましたらぜひ読んでください！ (2018年11月14日 1時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2018年9月27日 23時
