お姉ちゃんは有名人 no side ページ8
彩も鈴も家に帰ってきて、いつも通りの時間を過ごした後電話が鳴った。
時刻は10時半を回っている。
「はい、立花です。あ、黒木くん？…えぇ今変わるわ。」
電話の耳の方を押さえて彩〜と妹を呼ぶ鈴。抑える方逆。
電話が終わって、鈴に話し始める彩。
「お姉ちゃん、前話してた若武くんの自転車が潰された状態で見つかったって。」
「……あ！そう、そのことなんだけどね私思い浮かんでたの！
仮説だけどね。その自転車が強盗に盗まれたかもしれないって考えるということは多分その通路を通って逃走するかもしれないのよね？」
「うん。そうだね。」
「だから、その自転車。車に引き摺られて消えたのではないかな？って。」
「！！そっか！明日みんなに言ってみる！」
「ふふ、うん。でも若武くん、可哀想ね。
自転車、秀明って乗っていったらダメでしょ？
ということはご両親に許可を取らずに乗ってたのかもしれない。
なんていうのかしら？」
「あ……そう…だね……。じゃあ、おやすみ！」
「おやすみなさい、彩」
＿＿＿＿＿翌日
彩が泣きそうな顔をして帰ってきた。
「どうしたの？どこか痛い？」
彩が鈴に抱きつく。鈴は心配そうに彩を見つめて何も言わない。
「……若武くんの、自転車が、お姉ちゃんの言った通りだったの。」
「うん」
「それで、犯人を脅して自転車を弁償してもらうって話になって」
「うん？」
「え！ちょ、ちょっと待って！危ないわ！」
「？」
「脅す」という言葉に反応する長女・鈴。首を傾げる彩。
「……………んーと、私は彩が無事ならそれでいいから。行きたいなら行ってもいいの。
後は自分で決めてほしい。」
「………」
「？もしかして嫌なこと言われたの？」
「これだから女はって」
「……」
すごい怒ってる。もう、シスコンが出てる。鈴さん、抑えて！
＿＿＿＿＿その日の夕方、またもや電話が鳴った。
「はい、立花です。」
安定の鈴。
「はい、はい、かわります。彩、小塚くんですって。」
「！はーい」
電話での会話
「アーヤ！さっきの人ってもしかして立花鈴？」
「うん」
「僕、立花鈴さんのこと、すごく尊敬しているんだ！
(その言葉を皮切りに十数分ほど語っていた)(文字数)」
お姉ちゃんってすっごく有名人なんだなぁとしみじみ思う彩であった。
ちなみに途中から彩も語りに参加していた。
電話の前半はただひたすらに立花鈴を褒め続けるだけだった。
鈴はまだ彩を行かせていいのか考えていた。
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night(プロフ) - みぷくんさん» 気づいたところは直しましたが、まだあるかもしれません…。 (2022年1月5日 15時) (
レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - みぷくんさん» すみません！すぐ直します！ (2022年1月5日 15時) (レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
みぷくん - 若竹の竹ですがこっちの武です。 (2022年1月5日 13時) (レス) @page26 id: a292e0e664 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - シーさん» コメントありがとうございます。そんな風に考えながら書いてます！ (2021年12月26日 18時) (レス) @page19 id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
シー - 彩にお姉ちゃんがいるとこんな感じなのかなと思いました。 (2021年12月24日 22時) (レス) @page11 id: bdade2f463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：night | 作成日時：2021年11月10日 20時
