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その日の通学途中、海人くんからLINEが来たけど文章が頭に入らなかった。
昨日龍也とキスしたせいだ。
午前中の授業が、全然頭に入らない……。
「……A、なんかあった？」
私の様子がおかしいことくらい、親友には一瞬で見破られる。
「何も！」
「嘘(笑)」
動揺して震えてる私に、
「こいつ、今朝家にいる時からなんか様子変なんだよ」
「っ、」
隣のクラスからいつの間に現れた龍也。
その明るい笑顔は、追い討ちでしかない。
「お前男でも出来たのかって俺聞いちゃった(笑)」
酷い嘘。
「………違う、」
サーッと、耳に響いた声に意識を持っていかれる。
「そうなの、A(笑)？」
「……違うよ、ほんと違う」
犯人の龍也は掻き乱すだけ掻き乱して、去っていくし。
「……もしかして、」
「っ！」
「海人くんとか？」
「違う、」
慌てるように否定しながらもホッとした。
龍也とのことがバレなかったから。
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はるか(プロフ) - 読ませていただきました。切なくて、どきどきして、胸がいっぱいになるお話でした！優しいし龍也おにいちゃんすごくすきです！素敵な作品をありがとうございましたっ (2019年7月28日 4時) (
レス) id: 2fad28cd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊れる人大好き芸人
| 作成日時：2018年9月14日 20時
