【ヤンデレ 種類 】 検索 2

・ ページ23

____放課後。

どうせまっすぐ帰るだけだし…と思い校舎を一周して帰ることにした。

すでにグラウンドに集まっている野球部を横目に体育館の裏へと足を進める。

角を曲がろうとした、その時



「Aに近づくなって言ったよね？」



……赤葦？

緊張気味に足を止め壁に背を預けたまま耳を澄ました。



「でも、赤葦なんか変だよ！……Aと話すなとか、他の子にも言ってるし…それに、」

「………うるさい。次近づいたら、」



彼の口から



聞きたくない言葉が飛び出した。

壁に背中を預けズルズルと腰を抜かす。



「………は、」



息が苦しい、まさか、まさか、まさか……

全部、赤葦がやったの？



「Aには俺だけがいればいいんだから」



なにそれ、

傍迷惑なんだけど、


なんて聞いてしまったからには言えるわけもなく。






最近、仲のいい友達が減った。

席に1人、ポツンと座る。



「おはよ、A」



原因は


この狂った笑みを浮かべる彼


私と毎日話せるのも


この狂った彼だけ



・



駆逐型ヤンデレ
邪魔する者は全て排除。相手の家族だろうが友達だろうが関係ナシ。

牽制 → 脅し → 殺人 と流れはだいたい決まっているらしい……

NGシーン→←リクエスト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す