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放課後、指定した場所にAは立っていた
「A、」
「あ、どうも……」
緊張した顔で俺を見ている
「…ごめんな、呼び出して」
「あ、大丈夫…」
「俺の事なんか思いだした?」
「…ううん、」
「そっか」
Aの隣に座って、また口を開いた
「俺、どうしてもAに思いだしてもらいたい」
「…うん、」
「Aからしたら別にいいかも、だけど」
「……そんな事ないよ」
俺の手に小さな手が重なった
Aの方を見ると少し寂しそうに笑ってて
「私も思い出したい。なんかね、胸がぽっかり穴が開いたみたいに寂しいの」
「…そか、」
「だから、黒尾くんの事思い出したら……
きっと、これは無くなる」
俺の手を優しく握って、優しい口調でこう言った
「だから、頑張ろ?私も頑張るよ」
「……あぁ、」
Aに言われたんだ、頑張らないわけがないだろ
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作者名:ビーーグル | 作成日時:2017年5月20日 3時