夏だ!青春だ!恋バナだ!2 ページ3
全員思った以上にハイテンションで、それ絶対誰も食べないだろ、みたいなやつもカゴに入っていた。そして、会計の時に気づいた。これは買いすぎなんじゃないかと。
轟 「箱飛、持つ」
スーパーから出ると、轟が自然な流れで私から荷物を奪った。さすが1年A組随一のイケメン、轟焦凍。周りをよく見ていて、気遣いができる。爆豪や峰田にも見習って欲しいものだ。
「ありがとう、轟」
轟 「あぁ。それより眠そうだな。大丈夫なのか?」
「うーん、大丈夫…じゃないかも」
轟 「おぶるか?」
私の前にしゃがんで、いつでも来いと準備万端の轟。後ろで女子たちが騒いでいるのが聞こえる。
「うん、冗談だよ轟。恥ずかしいからやめようか」
轟 「?そうか」
天然怖。そうだ、この人冗談通じないんだった。私が馬鹿だった。
「轟こそ大丈夫なの?寝るのいつも早くない?」
轟 「俺は大丈夫だ。なんかよく分かんねぇが恋バナって楽しいのか?」
「私も分からない。好きな人いないし」
轟 「そうか。俺は箱飛が好きだぞ」
「……………轟、それ誰にでも言っちゃダメだよ。私だからいいけど、他の女の子に言ったら勘違いするよ」
轟 「勘違いも何も、好きだから好きだって言ったんだが…」
コテ、と効果音がつきそうな感じで首を傾げる轟。そこら辺の女の子ならイチコロだな。いや、そんなことより問題発言してる轟を…いやいいか、面倒くさいし。
「…うん、諦めよう」
轟 「なんか悪ぃ」
瀬 「あっれ〜?なに2人だけイチャイチャしてんですか〜?」
私と轟の間にニヤニヤしながら肩を組んで割って入ってきた瀬呂。ナイス瀬呂。発言はナイスじゃないが。
「イチャイチャしてない。てか瀬呂、何も荷物持ってないなら轟の1つ持ってやってよ」
瀬呂の腕から逃れて半歩後ろを歩くと、あらら、ざんねーんなんて言っている。
瀬 「え〜、Aが可愛くお願いしてくれるならいいけど」
なんかしれっと名前呼んでる。まあどうでもいいか。
「いや需要ないでしょそれ。想像しただけで寒気する」
瀬 「いや、そんなことないよなー?なあ轟?」
轟に確認するな。誤解を生む発言をしかねない。
轟 「あぁ。箱飛可愛いしな」
ほらな。授業でボコボコにするからな、瀬呂。
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クロワッさん?(プロフ) - 831さん» もっちちちちろんです!!!!全裸待機! (8月26日 0時) (
レス) id: ce9a6545b9 (このIDを非表示/違反報告)
831(プロフ) - クロワッさん?さん» 嬉しいですありがとうございます!亀更新なんですけど気長に待っていただけると嬉しいです(;;) (8月25日 12時) (
レス) id: ab7674015c (このIDを非表示/違反報告)
クロワッさん?(プロフ) - はわはんはん待ってます更新……だいすち (8月22日 23時) (
レス) @page11 id: ce9a6545b9 (このIDを非表示/違反報告)
831(プロフ) - かのんさん» ありがとうございます、ぼちぼち更新します、、お待たせしてすみません(;;) (2月21日 0時) (
レス) id: ab7674015c (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 続き待ってます( ; ; )だいしゅきすぎる…♡ (12月9日 23時) (
レス) @page9 id: cb70b2f3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:831 | 作成日時:2024年9月8日 5時


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