検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:580,753 hit

BacK FronT 14 ページ15

genki side.









あいつの話聞いてたら、昔の自分を思い出した

だからちょっとだけ守ってあげたいって思った









俺も昔はすっげーいじめられてたから

ま、それも小学生の頃だけど









俺が帰り道を歩いてる時、携帯が鳴った









「 岩橋っ … 助けて … ! 」









あいつからだった

助けてってどういうことだよ









玄「 どうしたんだよ! 」

「 健人に … っ … きゃあっ! … 」









そこで電話は途切れた









俺は走った

わかるはずもないあいつの家を目指して









玄「 あっ、あいつなら … ! 」









学校まで戻ってきた俺は岸に家の場所を聞く









岸「 えっと、確か … 」

玄「 いいから俺を連れていけ! 」

岸「 は、はいっ! 」









それから全速力で岸と一緒に家まで行った

玄関の鍵は空いていて、俺は迷わず家に入った









そこには必死に中島に抵抗するあいつの姿が









玄「 … A! 」

「 岩橋っ … ! 」









中島はゆっくりこっちを向いて舌打ちをした









健「 あーあ、せっかく
久しぶりに抱いてやろうと思ったのに

… もう男作っちゃったの? 」









それだけ言って中島は出ていった

俺はそんなのお構い無しにあいつのところへ行った









玄「 おい、大丈夫か!? 」









その瞬間、思いっきり抱きつかれた









「 怖かったよ … 」









不覚にもドキドキしてしまった

泣いて、ダメージ受けてる時なのに









俺は慰めるふりして抱きしめた









岸「 Aちゃん! 」

「 岸くん … 」









岸の名前を呼ぶけど、

相変わらず俺に抱きついたままなのが嬉しかった









玄「 なあ、俺んち来いよ 」

「 えっ? 」

玄「 どうせ俺、一人暮らしだし 」









そしたら満面の笑みで返事をされた









こんなの、









好きって認めるしかないだろ

BacK FronT 15→←BacK FronT 13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (359 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
750人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きゅん(プロフ) - この作品、とても面白くて何回も読み返してしまいます!素敵な作品をありがとうございます! (2019年10月13日 11時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
iori(プロフ) - 作者とはなんの関係もありませんが、この作品が書かれたのはかいちゃんがしょうれんと組む前なので出てこないのだと思いますよ。 (2019年8月24日 22時) (レス) id: cc19ded41b (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - 海人でてこないんですか? (2019年2月3日 17時) (レス) id: 3fd911b205 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - あれっ海人くんが出てこない… (2018年12月19日 16時) (レス) id: f8203c4a04 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - めちゃくちゃ読みやすくてひたすらに読んでました!!他のシリーズ?とかも読みたいです!! (2018年12月17日 2時) (レス) id: d50ae6409d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さっくー。 x他2人 | 作成日時:2016年4月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。