8人目のバイト！？① (ページ26)

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26-横山side ページ26

横山side

結局、その日は
Aさんは基本的に週3日、1日4時間勤務。(歌とダンスレッスン込み)
交通費、勤務時間内の食費は事務所負担。
学校との兼ね合いも見て、これからの仕事量は相談していく

ってことで話がまとまり、解散となった。

正直、緊張しすぎて何を話したか覚えてない(笑)
さっきまでは仕事モードやったからなんとか会話はできてたと思うけど、この子、これから俺らと一緒に仕事すんねんよなぁ…なんか想像できへんわ。

言い方は悪いけど、正直そこまでかわいいわけでもないし、歌もダンスも素人レベル。
他の合格者は子役出身だったり、読者モデルやってたり、ダンスを子どもの時からやってたり、何かしらの特技があったけど、Aさんにはそれが何にもない。
一つ、他の子と違うとこと言ったら、ジャニーさんのお気に入りってことかな…

色々考え事をしながら、地下の駐車場で待ってるマネージャーの車に乗り込む。

「どうでした？」

俺が車に乗るなり、マネージャーの山岡(通称やまちゃん)が話しかけてきた。
やまちゃんは、どっくんがNEWS辞めた頃に来たマネージャーで、大倉の二つ年下。
年が近いのもあって、メンバーとも結構仲がいい。
顔は結構イケメンやと思うんやけど、彼女がなかなかできひんらしい。まあ、俺と村上の担当やから、きっと忙しいんやろうな、とは思うけど。

車が発進して、俺は今日のオーディションのだいたいのことをやまちゃんに話した。

研修生制度のことも、Aさんが関ジャニ∞に派遣されることも、やまちゃんは初耳だったみたいで、めっちゃ驚いてた(笑)

山「それ、ほんとですか！？」

横「ここで嘘なんかつくわけないやろ。ジャニーさん、どういうつもりなんやろなぁ…」

山「いくらeighterさんとはいえ、ブーイング半端ないですよ、絶対。」

横「そうやんな…そもそも、メンバーがちゃんと受け入れるかが不安やねん。」

山「確かに…渋谷さんとか錦戸さんとか、人見知り発揮しそうですよね…」

横「ライブとかにも出てもらうんやろか…そしたらバンドとかどうすんねやろ。」

山「さすがのジャニーさんでも、今回はやりすぎでしたね…」

横「まだうちだけやったら良いかもしらんけど、嵐もNEWSもキスマイもJUMPもやねん。下手したらジャニーズ事務所が危ないんちゃうか？」

山「えっ！…ほんとに、ジャニーさんは何を考えてるんですかね…」