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そう、今まで親にもきちんと話したことないけど、私には夢がある。
その夢を叶えるためには、膨大なお金がかかるから、今から少しづつでも貯金しておきたいのだ。
ジ「どんな夢？」
うう…やっぱ言わなきゃだめな雰囲気になるよねぇ…
いつの間にか白い人の隣の人も起きてるし。。
「……旅館の、オーナーになりたいんです。」
ジ「旅館のオーナー？」
「はい。
私、昔から旅行するのがすごく好きで、その旅行の楽しさをもっと多くの方に感じて欲しくて、で、私は日本の文化を存分に味わうことができる旅館ってすごいすてきだなって思ったんです。
だから、将来は、鎌倉とか京都とか、和風の街なみの中に和風の旅館を建てたいんです。
で、あわよくば全国に展開して…」
ジ「OK、OK
You の言いたいことはわかった。
じゃあ、こんな提案はどうかな？
…時給2500円の、『アイドルのバイト』」
「アイドルのバイト！？そんなの、聞いたことないですよ！」
ジ「聞いたことないから面白いんじゃん！
じゃあ、今なら特別に、時給2800円まで上げちゃうよ？」
「2800円！？」
そんな軽々しく言っていいのか、そんな数字を。。
でも、アイドルって、絶対めちゃくちゃ忙しいよね…
とか、色々考えてたら、私が値段に満足してないと思ったのか、ジャニーさんが
「じゃあ3000円！これでどう？」
ってドヤ顔で言ってきた。
「ちょ！ちょっと待ってください！
慌ててジャニーさんを制止する。
「私、大学とかあるから、お昼は基本的に来れないですし、毎日通えるかもわかんないですし、」
ジ「大丈夫♪
HPでも、週三回からって書いてあったでしょ♪」
「えっでも…」
ジ「あー！もう！ごちゃごちゃうるさいYo！
もう、こうなったら、社長命令！Youは今日からバイトとしてジャニーズ事務所で採用決定！
いいね！？」
「しゃ、社長！」
横のスーツ男が焦ってる。私はというと、驚きで言葉も出ない。
藤「いいんじゃない？おもしろいことになりそうね」
おばさまが優雅に微笑みながら言った。他の人たちも、何か言いたそうだったけど、やっぱり社長の命令には逆らえないみたい。
ジ「よし、じゃあ決まりだね！オーディション終わり！
工藤、この子たち、呼んできて！」
そう言ってジャニーさんは隣のスーツ男に何枚か紙を渡した。
工「…社長？これは？」
ジ「この四人、そしてAAが、このオーディションの合格者だYo！」
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作者名：ななりぃ | 作成日時：2017年8月13日 15時
