8人目のバイト！？① (ページ21)

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21-横山side ページ21

横山side

ジ「あっはっは！ほんとにYouはおもしろいねぇ！

…ねぇ、本当にアイドル、やってみる気ない？」

「いや、ないです。ほんとに、向いてないと思いますし。」

藤「じゃあ、逆に聞くけど、なんでウチのバイトやろうと思ったの？」

ジュリー副社長が尋ねた。この人も、なんか楽しそうやな…

A「えっと…それは…」

明らかに視線が泳いだ。
何か言いにくいことでもあるんか？

「もしかして」
大「時給がよかったから？」

俺の言葉を遮ったんは、横で寝ていたはずの大野くんやった。
…俺も同じこと思ったんやけど…ええとこ持ってかれたな。

当のAさんは、目線を泳がせたまま、顔を真っ赤にしていた。図星やな。

A「いやっ、まぁ、それもなくはないですけど…」

いやもう絶対そーやん笑
この子、嘘つくの下手くそやなぁ～

ジ「なんで？そんなにお金に困ってるの？」

A「いや、お金に困っているわけではないんですけど…」

ジ「え？じゃあなんで？」

Aさんは、しばらく気まずそうに視線を逸らしてたけど、はぁ、と小さくため息をついて、諦めたように口を開いた。

A「夢が、あるからです。」

ジ「…夢？」

ジャニーさんの眉がピクって反応した。

あかん。この子、完全にジャニーさんのお気に入り認定されてもーたな。。