７人の特急列車と一般人な私。 (ページ5)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:135,495 hit

5 ページ5

看護師さんからは、今日は１日念のため
様子見で入院。

明日になって特に異変がなければ
帰っていいと許可が出た。

『えっと…まだ何か？』

５「俺も今日ここに泊まる。」

３「おい、ユーキ。」

５「だって俺のせいだもん。
１日入院になっちゃったのも、
最終面接ダメになっちゃったのも…。」

１「お前がここに残ったってな、
面接が復活することはないねんで？」

５「でも、そんな時に１人だと辛いよ。」

２「でも『じゃぁお願いします。』え？」

『今日は、一緒にいて下さい。
１人だと、辛いし…』

３「君がいいなら…」

５「よし！じゃぁ今日は俺が一晩中
君を元気にしてあげるからね！」

『うん、よろしくね、ユーキくん！』

５「あ、名前…言ったっけ？」

『直接は聞いてないけど、みんなが
呼んでたから！私はAだよ！』

５「Aか！うん！いい名前！」

２「僕は、カイ。」

３「ったく、仕方ねぇなぁ…」

１「って言いながら、ちょっとニヤけてんで？」

３「ニヤけてねーよ!!!」

それからみんなの名前を教えてもらった。

関西弁なのは、コーイチで。
やたら細いのは、リョウガ。
静かだから存在忘れてたけど、
いつの間にかソファで寝ちゃってるユースケ。

先に病室を出て行った
生意気なのがタクヤ。と、
ついていった身長高い関西弁がタカシ。