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＜リョウガSIDE＞
3「ここの住所ってどんくらいかかるかな？」
2「さぁ…？歩いて30分はかかるかもね」
タクシーを捕まえようと思っても
人通りの少ない道で
大通りに出ないとタクシーは捕まらない。
2「あのさ」
3「おう」
2「胸…当たってるんだけど、これは
おんぶしてる俺の特権でいいよね？」
3「交代。」
2「冗談だって!!!」
まさか、カイがこんなこと言うとは思わなくて
正直驚いた。意識してんのか酔ってんのか。
2「でもさ、ビックリだよね。
知り合って間もないのに、こんなに
仲良くなれるなんて。」
3「あー確かにな。」
ユーキとユースケはまぁ、ともかく、
タクヤとタカシまで懐いてる感じだ。
ピロピロピロ
2「あ、携帯鳴ってる…ちょっとリョウガ
代わってくれる？」
3「おう。」
『んん…あれ…私寝ちゃって…』
カイの背中からAを降ろすと
目が覚めたらしい。
2「あ、起きちゃった…ごめん！
もしもし？ユースケ？」
カイの電話相手はユースケらしい。
ユースケの声が電話から漏れている。
6【カイーーーー！どうしよう！！】
2「どうしたの？」
6【ユーキが吐きそうってぇぇぇぇ!!!】
2「えぇぇ…ちょ、今どこ？そんなに
離れてないよね？待ってて！」
なんとなく、状況は掴めた。
ユーキとユースケを一緒にしたのが
間違いだったな、なんて思ってると
2「悪い、リョウガ。ユーキが吐きそうらしくて
ユースケの方行ってくるわ。
A、リョウガに家まで送ってもらって？」
Aは状況が理解できてるのか
微妙だけど、頷いていた。
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作者名：あちゃん。 | 作成日時：2018年6月7日 22時
