７人の特急列車と一般人な私。 (ページ4)

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『あなた、就活したことありますか!!??
何社受けてもダメで、やっと内定貰えそうって
企業だったの！この気持ちわからないでしょうね!!!』

４「うッ…んだよムキになって。」

２「タクヤ。挑発しないの。」

４「挑発なんか…チッ、タカシ、外行こうぜ。」

７「あ、うん。」

タクヤ、とタカシ、と呼ばれた２人は
病室を出て行った。

１「そんな大事な日やったとはな…」

５「ごめんなさい、本当に…。」

『ううん、私もあの時場所調べようと
スマホ見ながら歩いてたから…。

私も悪いから、もう謝らなくていいよ。』

３「君のスマホ、何回も鳴ってたけど
もしかして…」

スマホを受け取り、着信履歴を確認すると
最終面接を受ける予定だった企業から
何度か着信が残っていた。

最後の着信には留守電も残っていて
聞いてみる。

【〇〇商事の木村です。今日の最終面接の件で
何度か電話をさせていただいたんですが、
連絡がつかないので、申し訳ないのですが
不合格とさせてください。
貴方はとても優秀な人材で、是非入社して
いただきたかったのですが…残念です。】

電話の相手は、企業説明会や合同説明会などで
お世話になった人事部の人だった。