７人の特急列車と一般人な私。 (ページ22)

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22.初めてのライブページ22

あれから数日後、ライブの日がやってきた。

『本当にアイドルなんだな…』

「非！アイドルだってば！」

『はいはい、非アイドルね。
ミサは超特急のこと知ってたの？』

そう、大学でいつも仲良くしてる友達、
ミサとライブに来ている。

「ふふーん♪このイケメン好きの私が
知らないと思ったの？リサーチ済みよ！」

ミサは大学でもかなりモテるのに、
本物のイケメンじゃないと付き合わないらしい。

つまりかなりの面食いである。

「超特急を知ったきっかけになったのは
この子かな！」

ミサが指さしたのは、タクヤだった。

『へ～そうなんだ？１番有名？』

「うん！ドラマとかでも見る気がする！」

『俳優になりたいって言ってたからね…』

「アンタさ…」

『ん？』

「本当に超特急と仲良くなったんだね…
マジで羨ましいんだけど。

イケメン拝みたい。」

『イケメンなら誰でもいいんじゃん』

「そうだけど、違うのー!!!!」

そうだけど、違うってどっちなの…

それ以上その話題に関しては何も言わなかった。

「あ、ちょっとライブの前にお手洗い行ってくるね！
Aも行く？並んでそうだけど…」

『私はさっき行ったから待ってるね』

「うん、さっき私も行ってればよかった！
ごめんけど、待ってて！」

ミサがトイレに行って、１人になると
携帯に電話がかかってきた。