７人の特急列車と一般人な私。 (ページ14)

今日:4 hit、昨日:14 hit、合計:135,491 hit

14.強制連行ページ14

「隣、いいですか？」

『あ、どぞ。』

ていうか、ベンチなんて他にいくらでも
あるんだから他にいけばいいのに、

もう、今は一人にさせてよ。

「悩み事ですか？」

『はぁ、別に関係な…!!!!って!!!!

カイ!!??』

2「やーっと気付いた。
話す時はちゃんと人の顔みて話さないとね？
面接の時もそうしてるでしょ？」

『それはそうなんだけど。どうしてここに？』

2「あ、ここの学生の子に紛れて
入ってきちゃった！」

イケメンがいるって話は、
もしかしてこの人のことだったのか…。

ていうか、それなら紛れられてないし…

『で、どうしてここに？』

2「Aに会いに、かな？」

…この人本当に女タラシじゃないの？

2「今日さ、タクヤとタカシがレッスン
遅れてきたんだよね」

『あー、そういえばそんなこと言ってたような』

2「やっぱりAと一緒だったんだ？」

『え、あ、うん。昨日面接受けるはずだった
企業に謝罪に行ったら、２人がいて一緒に
謝ってくれたんだよ。聞いてない？』

2「なるほどね…どうしても2人とも
話そうとしないんだよね。

ダンスの先生もマネージャーも怒ってるのに
２人とも話さないから困ってるんだよね」

『うん、で？』

2「Aから話してくれる？
っていうか、話して！さ、行こう！」

『ちょ、ちょっと!!!』

カイに無理矢理手を引かれ、カイ達の事務所へ
行くことになった。