会社、辞めたい【YG】

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『 なあ、お前ってさ、ジョングクの事好きなの？』








なぜかユンギ先輩にそんなことを聞かれ

かれこれ10分。





ユンギ先輩、酔っ払ってるんです。




今日は金曜日

ジン課長とユンギ先輩に誘われて

いつもの居酒屋、なう








JN「 あ、ごめん。僕帰るよ〜〜 」






YG「 おい！ジン！逃げんなよ！！ 」





「 ジン課長！！私にユンギ先輩を押し付けないでください… 」









テーブルの上に10000円を置き

颯爽と帰っていったジン課長。

多分、先週から同棲を始めたらしい

彼女さんのためだろう。









ユンギ先輩は気にも留めない様子。





YG「 おい、どーなんだっつってんだろぉ、」









まだ聞くか、このジジイ


ジョングクくんのことが好きかって聞かれたら

そりゃ好きだけど

恋愛感情かって言われたら、

確実にNo。

母性本能だよね。









「 ん〜、後輩としては好きですけど、恋愛感情は無いですよ。てかユンギ先輩、飲み過ぎ！ 」






YG「 でもお前、月曜、ジョングクに大好きって言ってただろ？嘘ついてんのかよ、悪い女 」









ケラケラ笑ってるけど、

さりげなく飲み過ぎって言われたの

スルーしてるし。









「 ジョングクくんは、後輩として大好きなんです！」









YG「 じゃ、俺は？ 」









「 …へ？ 」









酔ってるのが嘘みたいに

真面目な顔で聞いてくるユンギ先輩。









YG「 お前、彼氏居ねえんだろ？ 」









「 いませんよ、悪いですか 」









YG「 じゃ、俺と付き合っちゃえば？ 」









…ん？？？

ははは、って笑ってるけど

この人、え、


ん？？？









「 なんで私がユンギ先輩と付き合わなきゃダメなんですか、」









YG「 俺がそうしたいから 」









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先輩としてしか見てなかった人が

急に色っぽく見えちゃって。


暑い店内で捲った袖とか

神を搔き上げる仕草とか









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「 ユンギ先輩、私、飲み過ぎちゃった。ユンギ先輩もちゃんとお水飲んでください。帰りましょ、」









きっと、ユンギ先輩がカッコよく見えるのは

普段より少し多めに呑んだせい。







多分、朝になったら、

私もユンギ先輩も、この事忘れてる



うん、そうだ









なんで私、こんなに意識してんの？









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