BROTHERS CONFLICT ×うたプリ ♪私の自慢のお姉ちゃん♪１３

５９６話 ページ22

　
　
　
　
翔「捻挫だって……もう２週間後に大会あるのに…部活１週間休部だし」

(人2)「…そっか」

翔「もう間に合わないよ、治療してまたタイム戻すのに時間が無さすぎる…」

(人2)「そう…」

翔「先輩の走ってる姿好きなのに…もう受験だから引退しちゃうのに…もう見れないんだ…」

(人2)「翔…」

翔「スッゴく悔しいよっ…」

(人2)「翔、それは先生には言ったの？」

翔「当たり前だよ！僕が先輩に肩貸して言いに言ったんだから！でも聞く耳持ってくれなかった！先輩は優しいからもういいって言うし…」

(人2)「…陸上部は全員見てたのよね？」

翔「もちろん！」

(人2)「そう、ちょっと席外すわ、先に食べてて」

そう言ってスマホを持ってテラスに…

〜♪♪〜♪、ｶﾞﾁｬ

『はい、☆☆中学校です』

(人2)「もしもし、夜分遅くに申し訳ありません、一年(人1)翔の姉です」

『これはこれは、ご無沙汰しております、何かご用ですか？』

(人2)「ええ、ちょっとお話を」

長いこと話したけど、学校側は怪我をした生徒がいることを知らないと言い張った

(人2)「はぁ、そうですか…では明日、その生徒と翔、陸上部のお話をお聞きになって頂けません？」

『わ、わかりました』

(人2)「それでは失礼いたします」

電話を切ってダイニングに戻った
　

(人2)「翔」

翔「姉さん、どうしたの？」

(人2)「明日先生がお話を聞いてくださると言っていましたので今日あったことを学校で話して頂けますね？」

翔「う、うん、もちろん」

翠「(人2)、その口調」

(人2)「…ごめんね、色々あってね」

翔「もしかして先生がなんか言った…？」

(人2)「ええ、怪我をしたなんて聞いてないだって…笑っちゃうわよねぇ」

翠「抑えろ、二人共ビックリしてるだろう」

(人2)「あ、ごめんね」

優佳「ううん、平気」

翔「僕も大丈夫」

真守「そういえば怪我をした生徒って女の子？男の子？」

翔「女性だよ、凄く綺麗な走りをする人なんだ、僕の尊敬する先輩」

(人2)「へぇ、翔がそんな風に言うなんて…その女性はとても綺麗なんでしょうね」

翔「うんっ！ファンクラブがあるほどだからね、まぁ僕は入ってないけど」

(人2)「そう、さぁご飯食べましょ」
　

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