BROTHERS CONFLICT ♪私の自慢のお姉ちゃん♪

１話 ページ2

　
　
　
楽屋

A「まだ時間あるから電話しておこうかしら」

ケータイを取りだし電話をした

絵麻「あ、電話…」

右京「良いですよ、出てください」

絵麻「ありがとうございます…もしもし？」

(人2)「もしもし？Aだけど」

絵麻「お姉ちゃん！」

その言葉に兄弟は驚いていたが静かに聞いていた

絵麻「どうしたのお姉ちゃん？」

A「引っ越しは無事終わった？」

絵麻「うん」

A「手伝えなくてごめんね」

絵麻「ううん、お姉ちゃんは仕事だからしょうがないよ」

A「ありがと…それでね今日でライブが終わるから明日の夕方、そちらにご挨拶に伺いたいのだけれど……」

絵麻「聞いてみるね…あの、姉が明日の夕方にご挨拶に伺いたいと言っているんですがお時間大丈夫ですか？」

右京「私は大丈夫ですよ」

それに皆頷いた

絵麻「ありがとうございます…もしもしお姉ちゃん？」

A「ん？」

絵麻「皆さん大丈夫だって」

A「そう、わかったわ。ちぃ、無理しちゃ駄目よ？」

絵麻「うん。お姉ちゃん、お仕事頑張ってね」

A「ありがとう、それじゃまた明日」

二人は電話を切った

要「驚いたなぁ、妹ちゃんにお姉さんが居たなんて」


右京「全くです。母は妹が一人出来ると言っていましたからね」

絵麻「姉は以前の母に連れていかれたんです。それで姉が会いに来てくれた時から一緒に暮らしていたんです」

雅臣「そうだったんだ、それじゃもう一人妹が出来るね」

絵麻「あ、いえ…姉の戸籍は以前の母の新しい家族の方に移したみたいなので兄妹では…

」
椿「じゃあ何でお姉ちゃんって呼ぶの？」

絵麻「…たった一人のお姉ちゃんだから…小さい頃、私が寂しくないようにいつも側に居てくれた…今も新しい家族の元を離れて私の所に来てくれた…それだけで十分なんです…」

絵麻はそう言うと涙目になっていた

椿「なんかごめんね」

絵麻「…えっ？」

椿「だって泣きそうになってるよ」

絵麻「あ、ごめんなさい！」

梓「謝らなくて良いよ、椿は聞きすぎだ」

絵麻「いえ、いずれ分かることなので……あれ、頭がボーッとする」

雅臣「ちょっと失礼…すごい熱だ」

絵麻を部屋のベッドに連れていき、寝かせた

(人2)「ちぃ、大丈夫かしら…いきなり環境が変わったら…不安になっちゃうんじゃ」

バロン「落ち着けA、ちぃにはジュリがついている」

(人2)「そう、よね…よし！それじゃ行ってくるね♪」

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