第17話 ページ19
『…ｱｯ、お茶ｲﾘﾏｽ?』
「…頂こう。」
『……』
「……」
え、何この状況？！地獄なんだけど？？
お茶を出したはいいけど2人とも何にも話さない。
(私の場合はチキンだから"話せない"んだけど)
てかそもそも何でここに来たんだろうか…
ﾊｯｯｯ!!もしや、七松先輩に勝ったからって調子に乗ってんじゃねぇぞ！モブ女！！と伝えに来たのだろうか？？うわぁあそれは調子に乗ったと思われた私が悪い…そうだ、切腹しよう(アルカイックスマイル)
「……すまなかった！！」
鉢屋君は頭を下げ私にそう言った。
ええ？？そんな何で謝ってるんだ？
「本当はもっと早く(謝罪の言葉を)言うべきだったんだろうが…」
あっ、もっと早く警告しとけば良かったと気に病んで下さっているのかな？
なんていい人なんだ！(違う)
『いえいえいえ、(警告にもっと早く気づかなかった)私にも問題がありますし…』
「なっ、あれは完全に(酷いことを言った)私が悪いだろ？！」
『ええ？！？いやいや、(そもそも調子に乗ったと思われる行動をした)私が悪いですし、蜂屋くんは悪くないですから…』
「…」
『…』
沈黙が続くと思ったが意外にもすぐ破られた
「……(あんな事を言った私を許してくれる)お前は優しいんだな」
『いやいや、(わざわざここまで来て警告しようとしてくれた)鉢屋くんの方が優しいですよ』
「…組手も見事だった。先程はあんな態度だったからな。改めて……鉢屋三郎だ。」
『…こちらこそ(調子乗った態度だったからね)、後藤Aです！よろしくお願いします、鉢屋く…』
「三郎」
『…？』
「私の名前は三郎だ。」
『は、はい』
「…名前で呼んでくれないのか？」
『えっと、名前呼びはちょっとハードルが高いで…あああそんな悲しそうな顔しないで下さい！分かりました！三郎君ですね！呼びます！呼びますから！』
「…フッ。やっぱりお前は優しいよ、A」
『(嵌 め ら れ た)』
さっきまで捨てられた子犬のような目をしていた三郎君(不本意)はニヤッと笑い去っていった
顔が良いな！畜生！
＿その後すぐに三郎くんは言い忘れた事があったらしく、襖の隙間に顔だけ覗かせて
今日、5年生全員で夕飯を食べようと言ってきた
驚いた反射で私はOKしてしまった
その事に気づいて止めようと思った時にはもう遅く、三郎君は居なくなっていた
残された私にはアルカイックスマイルを浮かべることしか出来なかった
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りょう - 落ち着いてきたら((訂正 すみません間違えました💦 (1月6日 22時) (
レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 神すぎる話 主さんや無理しすぎないでね。ずっと待ってるんで落ち着いてたらあげてください (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - すごく面白かったです！！主さん無理しすぎないでください！更新待ってます。 (11月11日 7時) (レス) @page43 id: a2419645fa (このIDを非表示/違反報告)
aoi - 面白くて一気に読んじゃいました。更新待ってます。 (8月11日 10時) (レス) @page43 id: 47632c8fd2 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ - 面白いです！続き絶対書いてください！待ってまーす！ (2023年4月17日 18時) (レス) @page43 id: d097159026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるる | 作成日時：2020年2月12日 21時
