第12話 ページ13
シュン！ヒュン！ザッ！
私は暫く七松先輩の技を避け続けたが攻撃が止む気配がない。
「すげぇな！A！ずっと七松先輩の技を避け続けてるぞ！」
「そうだな八左衛門……だけど、」
「…このままでは、Aは負ける」
「あぁ、そうだな長次。」
「……(先生達がこのペアをそのままにしているのは何か理由でもあるのだろうか…？このペアは山本シナ先生辺りが承知しないと思ったが…)」
仙蔵が山本シナ先生の方を見ると何かを確信したかのようにAの事を見つめていた
「(後藤A…なにかを隠している…？)」
刹那、ドゴッと鈍い音が響いた
『ｯｯｯ！…』
七松小平太の足技が逃げ続けて体力の限界が近づいているAの腹部に直撃した
Aは物凄い勢いで壁に突っ込んでいった。
「「「A先輩！！！！」」」
くノ一の後輩達は実況そっちのけで思わず叫ぶ
周りの忍たまたちも心配そうに煙が立つ壁の方を見ていた
「！！！Aちゃん！！」
思わず飛び込んでいこうとした善法寺伊作の肩を立花仙蔵がぐっと掴み止めた
「仙蔵！止めないでくれ！Aちゃんが！！」
「落ち着け伊作。見ろ。」
「え……？！？」
後藤Aは何とか受身を取ったのか大怪我をすること無くそこに立っていた
『(あっっぶねぇええええ！！死ぬかと思った！死ぬかと思った！腹痛てぇ！！！)』
……当の本人はこんな調子である。
「今のをくらってまだ立っているのか…面白い！！！」
『(ひぃいいい)』
Aが七松小平太の猛禽類の様な微笑み()にビビる中1人動く者がいた
「(…そろそろ頃合ね)…Aちゃん！！！」
この声は！！！
『シナ先生？！？』
皆がシナ先生の方に注目する
シ「これはただの授業じゃないわ！"任務"よ！！"七松小平太"に組手で勝利しなさい！」
＿＿＿＿その瞬間
怖いとか逃げたいとか言う感情が消え
思考がクリアになる
これは"任務"
"任務"は必ず成功させる
＿＿誰もが目を疑った
あの逃げてばかりだった少女の動きが
突然変わったのだから
「さぁ！反撃開始よ！」
山本シナは晴れやかな笑顔でそう言った。
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りょう - 落ち着いてきたら((訂正 すみません間違えました💦 (1月6日 22時) (
レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 神すぎる話 主さんや無理しすぎないでね。ずっと待ってるんで落ち着いてたらあげてください (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - すごく面白かったです！！主さん無理しすぎないでください！更新待ってます。 (11月11日 7時) (レス) @page43 id: a2419645fa (このIDを非表示/違反報告)
aoi - 面白くて一気に読んじゃいました。更新待ってます。 (8月11日 10時) (レス) @page43 id: 47632c8fd2 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ - 面白いです！続き絶対書いてください！待ってまーす！ (2023年4月17日 18時) (レス) @page43 id: d097159026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるる | 作成日時：2020年2月12日 21時
