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そしてついにツバサから一言は放たれた。

「……誰かしらが交わった後の匂いがする」

私はものすごく衝撃を受けた。

確かにフローラル系の匂い(多分ファ○リーズ)の奥に、ツンとした甘酸っぱい匂いがする。

一回匂いを感じると、もう鼻に付いて離れなくなり、先輩達を急に意識してしまった。

ふと疑問に思ったことをきいてみる。

「ツバサはしたことあるの?匂い知ってるってことは、さ」

私は黙って様子を伺う。

ツバサは肩を小さくビクッとさせた後、しょうがなそうに息をついた。

「お前、察しがいいなぁ。俺はここにいる全員と何回もいたしたことがある」

思わずマジ?!と叫びそうになったのを抑える。

つまりここの人達は、相手が男と言え、全員卒業しているのか。

だからなのか、卒業していない私とは別の大人な色気を感じる。

「さぁさぁ、楽しいパーティーの始まりだ」

(有名ホストの息子(副部長))が手を差し伸べてくる。

ユウマも「よっしゃ、パーティーを楽しもうぜ!」とテンションが高い。

リュウトがコーラを注いで手渡してくれて、優しいなと思う。

シュウタも読んでいた難しい本を閉じて、「めんどくさいこと、嫌い。でも今日は楽しそうだし、付き合ってやるよ」とぼそっと呟いた。

私は少しぎこちない動きをしているかもしれたいが、このパーティーを楽しもうと誓った。

ツバサはこっちを見て、にぱっと笑いかけてくる。

普通では見られない光景にきゅんとしてしまう。

「本当に、皆ありがとう!」

心からの感謝の思いを口にしてみる。

この状況を見て、あまり仲が良くないクラスの女子たちはどう思うだろうか。

妬まれないように気をつけないといけない。

こんなかっこいい人達に囲まれた私は、幸せ者だなぁと思う。

波乱のパーティーの幕が開けた。

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設定タグ:名前変換オリジナル , BL , 一次創作   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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永遠の5ちゃいだよ - 最高すぎます!あー幸せ (2022年2月8日 15時) (レス) @page11 id: 5ea1d8bd69 (このIDを非表示/違反報告)
くちもうふ - 何か私のノドから私でも聞いた事ない声が出ました.その位最高という事ですね!ニヤニヤが止まりませぬ…続きが楽しみです!! (2021年4月1日 12時) (レス) id: 3d568debde (このIDを非表示/違反報告)
苺の王子推し - 続き気になります! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 2497fd4f55 (このIDを非表示/違反報告)
lemonsquash(プロフ) - マミ@ポ女さん» 更新最近できてないので頑張りますね (2021年3月17日 17時) (レス) id: f394f24743 (このIDを非表示/違反報告)
lemonsquash(プロフ) - 澪@橙苺王子様推しさん» リア友に勧められたのは凄いですねw私も苺の王子様推してますよ、仲間です!! (2021年3月17日 17時) (レス) id: f394f24743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lemonsquash | 作成日時:2021年3月8日 17時

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