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こうやって寝るのは3週間ぶり
幼馴染どころか恋人…
いや、まだ言ってなかった
「A」
A「んー？」
「僕の彼女になって」
A「…ふ、うん」
Aは少し笑って頷いたあと
僕の前髪を上げておでこにキスをした
胸がキュッとなって嬉しくて
更に強く抱きしめた後
「そんなんじゃ足りない」
と、僕はAに顔を近づけて後頭部に手を回した
A「んっ、ふ、はっ、ちょジミ…んっ」
深く口付ければ、余裕のないA
「そんな顔初めて見た」
A「んっばっか、やめ、んっ」
「ふふ、可愛い」
A「はぁ…はぁ…何か妙に慣れてない？」
「何言ってんの、僕だって初めてだよ」
A「なら…いいけど…」
頬を赤く染めて目をそらすA
こんなに可愛いかったっけ…
A「何か食べよう
どーせなんも食べてないんでしょ」
「食べさせて」
A「甘えん坊かっ
病人じゃないんだから」
「けち」
A「何か作ってくるから、待ってて」
そう言って立ち上がるAの腕を引く
腰を抱き寄せて抱きしめる
A「大人しく待っててよ、もう」
そう言って僕の頭にキスを落とし
Aは電気をつけて部屋を出ていった
ニヤニヤが止まらない
こんなに嬉しいこと今までで無かった
膝を抱えて座りながら今日あったことを整理する
Aはやっぱり凄い
もう僕に怖いものなんてないよ
足だって何とかなる…きっと
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作者名：ビナ
| 作成日時：2021年10月5日 3時
