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JMside
手を繋ぐだけで、ドクドク心臓が鳴って
静かな細い道の中、この音がAに聞こえそうで緊張する
手を握ってくれた時、凄く嬉しくて笑っちゃったけど
こんなの小さいころからよくしてたなって我に返っちゃった
Aは満更でもないんだろうな
今でも無表情で今日の夜ご飯とか考えてるんだろう
A「ジミナ、もう明るい方だよ」
気が付くと、もう家の近くまで来てて
街灯が沢山並んでる
もう少し繋いでいたいけど
Aを嫌がらせるのは嫌だから名残惜しく手を離す
Aを見るとやっぱり無表情
そんな無表情に落ち込んで、空を仰ぐ
A「ん、星だ」
「だね」
A「綺麗だね」
「うん、月もね」
A「月好き、太陽より」
やっぱりこの告白は通用しないっていうか
動揺もしてないね
「Aは月っぽいもん」
A「じゃあジミナは太陽っぽい」
僕とAは真逆の存在ってこと？
A「ジミナは私を照らしてくれる
太陽みたいに皆を明るくする」
そう言って優しく笑ったAを抱きしめたくなるのを抑えて
嬉しさでいっぱいになりながら帰路に就く
たまにでる、極たまに出るAの砂糖に
何年たっても慣れない
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作者名：ビナ
| 作成日時：2021年10月1日 19時
