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HS「んー、そこはもうちょっと足上げた方がいいかもね」
「こうですか？」
HS「そそ！もっと上げていいかも！」
ホソギヒョンはいつもアドバイスをしてくれて
的確だし、分かりやすいから尊敬してる
ヒョンのダンスなんて真似できる代物じゃないし
HS「俺ら二人とも選抜メンバーに受かるといいね」
「ですね」
HS「そろそろ帰ろ！Aちゃんも待ってるんでしょ！」
「はい！」
こういう気配りをしてくれるのも良い先輩だなって思う
これを伝えるとジミナ程じゃないよ〜って言われるけど
部活着のまま部室前でホソギヒョンと別れて
僕だけ体育館に向かう
重い扉を横に押して開けるとバッシュの音と、ファサってゴールのネットの音
取っては投げてを繰り返す姿も
顔の汗を部活着で拭った時に見えるスラッとした腹筋も
ドキッとする
A「うわっ、いたなら言ってよ」
ゴール下のボールを拾ってあげると
一瞬驚いてジト目を向ける
「手伝う」
A「ありがと」
そこらに散らばったボールを二人で片す
それも居残りしたときの日常で
二人だけの時間が嬉しい
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作者名：ビナ
| 作成日時：2021年10月1日 19時
