180話 ページ1
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＿＿痛い、苦しい…サッチは大丈夫かな？
真っ白な世界で、その思考ばかり頭に過ぎる。そして、脳は早く起きろと呼び掛けると意識が薄れて行く＿＿＿
＿＿＿
＿＿
＿
『ん…こ、こは…？』
見慣れない天井に見慣れない景色に、警戒するA。しかし、あるものを見ると少し薄れる。
『！(…治療されている…)』
的確な治療に驚いていると、扉が開く。…そこには小さな鹿？トナカイ？が居た。
「！お前、起きたか！！ちょっと待ってろ！」
『あ………行っちゃった』
引き止める前に出て行ってしまった小動物。その間、周りを見ていると外からドタドタと大きな足音がする。
「Aッ！！！！」
『えっ？うわっ！』
ドアが勢いよく開き、見てみると麦わら帽子を被った………大好きな兄がいた。
しかし、兄の勢いは止まらずAに突進すると、力いっぱい抱き締める。
「よがっだ…！Aが目覚めねぇから…おれ゛っ…おれ゛っ…！！」
『ルフィ…ごめんなさい…』
「…っ」
「ﾊｧﾊｧ…ルフィ…俺を置いていく…ななななっ！？おおおおおお前ら何してんだ！！？」
ドアの方を見るとさっきの小動物が居た。何故か顔が真っ赤。すると次々と人が増える。
「ルフィの妹ってどんな子なの！！？あら…」
「ふふふっ、仲が良いのね…ね？カルー」
「グワァッ！」
「美しき眠り姫はどこだい？」
「ﾊｧﾊｧ…このウソップ様を置いて行くなよ…！」
個性豊かな人達がドアの前に立ち塞がる。その前にルフィをどうにかしなくては…
『ルフィ、少し離れ』
「やだ」
「ルフィ！ワガママ言わないの！」
「それにその子は、お腹を深く刺されてるんだ！傷口が開いたら大変だから離れてくれ！」
「…」
小さな鹿が言うとルフィは渋々退いた。
『えっと…』
「ごめんね、起きてばかりで混乱してるよね。」
「ここはルフィさんの船だから安心して。」
「お前2日も寝てたんだぞ！」
「なんと美しいレディ…瞳の色が左右違うなんて…美しすぎる…」
「おーい、サンジー。戻ってこーい」
『…』
ルフィの船と聞くと安心し警戒心を解く。そして皆の顔を見る。
『ご親切にありがとうございます。それに適切な処置もありがとうございます。』
お腹の傷に響かない程度に頭を下げる。そして再び皆の顔を見ると目と口が見開いていた。
『？』
「「「「「マジでルフィ/さんの妹ォ！！？」」」」」
何故か皆に驚かれたのであった。
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レン - スゲー面白かった (2019年8月2日 13時) (
レス) id: 8d0f800742 (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ(プロフ) - サクラさん» ご愛読ありがとうございます！精一杯頑張ります！！！（*＾-＾*） (2019年5月5日 20時) (レス) id: ed2b51859e (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年5月5日 14時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きまぐれ | 作成日時：2019年5月2日 20時
