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藤「…ヤキモチでしょ」
那「うん、笑」
『へ…?』
ずっとこの様子を見ていた2人にそう言われ、龍我くんの方を見るとまっしろな頬がみるみるうちに赤く染っていく。

岩「図星…笑」


や、ヤキモチなんて………なんで………


龍「金指ばっかずるい………。昨日まで俺に教えてくれてたのに…」
『それはごめん…でもそれなら直樹たちに教えてもらえばよかったのに…』
龍「そういうことじゃっ……」

那「あ、あの…Aさんって意外と鈍感…?」
はてなマークを浮かべる私に、ここで雄登が恐る恐る聞いてきた。

それに続いて
藤「Aに構って欲しかったんだよ、龍我」
岩「金指にお姉ちゃんがとられちゃって寂しいんでしょ笑」




って、
え…待ってなにそれ…可愛い………


龍「可愛くない!」
岩「心の声ダダ漏れ笑」
那「でも龍我、そうでしょ?」
すると、うん…と俯きながらそう答えた。

途端私の中の母性という母性が溢れ出して思わず龍我くんを抱きしめてしまった。

龍「ちょっ…何…」
『あ〜もう…変に心配しちゃったじゃん、、』
そう言いよしよしと頭を撫でてあげる。

最初は抵抗していた龍我くんだったけれど、
諦めたのかだんだん落ち着いていき、しまいには私の首元に顔を埋めぐりぐりと動かした。

年下とはいえ、身長は私よりもうんと高いし男の子だし。
それでもこうやって甘えてくれるのは嬉しいしこういうところが彼の愛される魅力なんだろうなと思った。


『……龍我』
龍「…!!」
『龍我は私の大好きな弟でありメンバーでもあるんだよ。だから無駄な心配はしなくていいの。いつでも大切に思ってるからさ』
龍「うん…」
『でも一世の前ではちゃんとお兄ちゃんでいなさいよ?笑』
龍「…うん…」
『私の前では可愛い弟のままでいいけどね、沢山甘えて欲しいな』
龍「うん……!」

同じ"うん"という言葉だけでもこんなにも感情が違っていてわかりやすくて思わず頬が緩む。

龍「Aありがとう…俺も大好き!」
…!呼び捨て…!
全くもう、どこでそんな技覚えてきたんだか、、笑


可愛いけどちょっぴり積極的な弟が出来てしまった。




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▽61 モヤモヤ→←▽59



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38(プロフ) - なすがーるさん» ありがとうございます!嬉しいです…!楽しんで頂けるよう頑張ります! (2019年12月23日 22時) (レス) id: 91facfc0ab (このIDを非表示/違反報告)
なすがーる(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました!!!引き続き更新待ってますので、主様のペースで頑張ってください!応援してます!!! (2019年12月22日 18時) (レス) id: 85e9568f99 (このIDを非表示/違反報告)
38(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!引き続きよろしくお願いします (2019年10月23日 21時) (レス) id: 91facfc0ab (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年10月23日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:38 | 作成日時:2019年10月20日 23時

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