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04. Ninomiya ページ4
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“広瀬……？”なんてどっかで聞いたことあるような声に振り向く。
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和也「あ、やっぱり広瀬だ。」
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『え、二宮くんってここに住んでるの！？』
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その声の主は同じ会社に働いてる二宮くん。
同じに会社で働いてても部が違うから会うことなんて1年に1度や2度程度で喋ったことも一言程度
でもそんな二宮くんの存在を知っているのはこの見た目だ。
二宮くんは会社内の1位、2位を争うイケメンさ
歩けば女子社員にキャーキャー言われて、しかも仕事も出来る人。
嫌でも耳に入ってくるくらいだ
そんな二宮くんがいつものキッチリしている服で髪だってガッチリしてくるくらいなのに、今の二宮くんは
上下の赤が強いオレンジ色のスウェットに寝癖がついた二宮くん
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和也「ん？あぁ、少し前からここに住んでんの」
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“ねみぃ、今何時だよ……”
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なんて言ってふぁーって欠伸をする二宮くんを見てリビングの壁時計見てみると、“8時30分”と示されてる。
……少し早かったかもしれない。
なんて後悔しながら
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『だから、ポストの所に“Ninomiya”って……』
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05. ほろよい煙草の匂い。→←03．ルームシェアの相手は。
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作者名：茉白 | 作成日時：2019年5月3日 21時
