私は……【青葉城西】 (ページ2)

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マネージャーになりたい 1 ページ2

( ＾ω＾)

A side

『ここ、か。』

入学してから早2日(そこまでたってないじゃんとか言わない！)。わたしは、体育館前に来ていた。
"高校ではマネージャーをやる"
とは、前々から決めていたこと。
どうせやるなら好きな種目がいいと、男子バレーボール部の活動場所へ来たわけだ。

……きたはいいんだけど、

「きゃー！！及川さんだー！！！」
「あっ、こっち向いた！！」
「きゃーーーーー！！！！！！」

……この騒ぎは一体なんぞ？

「はーいみんな落ち着いてー☆とりあえず来てくれてありがとうー☆これから、入部テストをするよ！」

チャラそうな人が喋る。

え、てか、入部テスト！？聞いてない。
その前にここにいる人たちって、もしかしてみんなマネージャー希望！？
え、マネってそんな人気職だっけ？
え、まじかよ。

あまりの人数の多さにびっくりすると同時に萎えてくる。

えー、だってこんな人数ってないよ。多すぎ。
私の中学に少し分けてよ←

やっぱやめようかとも思ったけど、それもなんか嫌なので、大人しくテストを受ける。

どんな問題が出るのだろうと身構えていたけれど、バレーのルールを中心としたごく当たり前のことばかりで、少し拍子抜けした。

……こんな簡単な問題でいいのだろうか。
不安になる。

5分の制限時間があったけど、そんなにかかるはずもなく。2分ほどで全てを解き終えてた。

だって、問題数も少ないんだよ？
どうやって時間かけんのさ。

……本当にこんなんでいいのか。不安だ。
ひっかけ問題かと思ってよく問題読んでも、全然そんな気配はないし、透かして見たりめっちゃ消しゴムかけて見たりしたけど問題文は変わらないし、新しい問題が出てくることもなかった。

チャラい人にかわり、ピンク色の頭の人が試験監督～っていってきてたけど、その人にすごく怪訝な顔されたよ。いや、本当にこっちがその顔したいわ。

そんなくだらないことを考えていたら、あっという間に3分はすぎた。

丸つけをこれからするから、少し待っててといい、出て行くピンクさん。