No.49 ページ49
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アルフォンスくんのおかげで、少しだけマスタングさんという人物が理解できた気がした。
第一印象と二度目の再会が好印象ではなかったがために、グレイシアさんの話がにわかに信じがたかったが、この人は、現実的で冷酷無情な人間のように見えて、実はきっと、誰よりも人のことを思い考え、人のために行動する人間なのだと。
ｴﾄﾞ「なんだよ、大佐。らしくねーな。いつも女を口説くときみたいにうまいこと言えよな〜。」
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「き、君は黙っていたまえ！」
エドワードくんのからかいに、マスタングさんは赤くなった顔を隠すように、片手で顔を覆った。
ｴﾄﾞ「まっ！とりあえずお前の事情はだいたいわかった！とりあえずは、俺らと目的は一緒だろ？」
A「目的？」
ｴﾄﾞ「失った代償を取り戻す！」
ｱﾙ「そのために手がかりを探す！」
ｴﾄﾞ「それが俺らの目的だ！お前もそうだろ？」
エドワードくんの問いかけに、私は少し考えながらも、二人に向かって勢いよく言った。
A「そう……です………私も、記憶を取り戻したい！」
すると、二人は笑顔で、私の方へ左手を差し伸べてくれた。
ｴﾄﾞ「じゃ、これからは仲間ってわけだ！よろしくな！」
ｱﾙ「よろしく！」
私も左手をエドワードくん、アルフォンスくんの順に差し出し、握手を交わした。
A「よろしく…お願いします…！」
彼らの力強い握手は、私の気持ちをも心強くしてくれるようだった。
『仲間』という初めての存在に少しだけ胸が熱くなる。
ｴﾄﾞ「つーか、歳あんま変わんねーだろ？敬語とかいーって！」
ｱﾙ「うん！そうだよね！それに、呼び方も！」
ｴﾄﾞ「そうそう！エドとアルでいいぜ！俺らもAって呼ぶしよ！」
A「え、あ、う……う、うん…ありがとう…。」
急速な距離感の詰め方に少し戸惑いながらも、嬉しく思った。
そんな中、落ち着きを取り戻したマスタングさんが、話を戻すかのように切り出した。
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「そういえば、君は、記憶を失くす直前…いや失くした直後か…どういう状況だったんだね？おそらくだが、君は、アメストリスの国の人間ではないだろう？」
マスタングさんの言葉に、私はハッとした。
説明することが多々あったり、話が時折脱線したりとしているうちに、地下通路に続く"あの部屋"のことを話すのをすっかり忘れていた。
私の不自然な反応を察してか、三人はすぐに真剣な表情に切り替わった。
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
