No.45 ページ45
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私はあまりにも非現実的で理解を超えた話に、頭が追いつかなかった。
A「………そんな話…」
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「信じられないかね？」
マスタングさんの問いかけに、私は黙って頷く。
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「真理の扉の代償の話が？それとも、自分が人体錬成を行ったことが？」
A「どちらもです…！だいたい人体錬成って禁忌の錬金術なんですよね！？だとしたら、真理の扉の代償の話なんて、錬金術師たちに禁忌を侵させないための作り話でしょう！？」
私の言葉に、エルリック兄弟は変わらず下を向いたまま黙り込んでいた。
この重苦しい空気は一体なんなのか…。
一向に口を開こうとしないエルリック兄弟に私は困惑していると、しばらくしてマスタングさんが口を開いた。
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「…残念ながら、作り話ではない。何故ならこのエルリック兄弟は、過去に人体錬成を行い、真理の扉を見て、その代償を支払っているのだからな。」
マスタングさんの言葉に、私はまたも言葉を失った。
A「……………うそ…。」
そう呟くと、今まで黙っていたエドワードくんとアルフォンスくんがついに口を開いた。
ｴﾄﾞ「………本当だ…。俺たちは………４年前に母親を錬成した。」
ｱﾙ「…その代償として、兄さんは右腕と左足を…僕は………身体を失ったんだ。」
A「………身体を…？」
アルフォンスくんが何を言っているのかわからず、聞き返すと、アルフォンスくんはゆっくりと鎧の兜を取った。
そんなアルフォンスくんを見て、私は思わずハッと息をのみ、両手を口にあてた。
兜を取った鎧の中には、血で書かれた印のようなものがあるのみで…誰もいなかった…。
ｴﾄﾞ「…俺は、失った右腕と左足に
そんなことが…
いや、そんなこともできるのか…錬金術は…
ﾏｽﾀﾝｸﾞ「…そういうことだ。」
ｱﾙ「だから、たぶん…Aちゃんに関しての僕の推察も、あながち間違ってないと思うんだ。信じたくないかもしれないけど…」
鎧の兜をもとに戻したアルフォンスくんは、私に気を遣うように優しく言ってくれたが、もう私の頭はキャパオーバーで、これ以上何も考えたくなかった。
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
