No.25 ページ25
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Aちゃんをベッドに寝かせた私は、すぐに電話機へ向かった。
ｸﾞﾚｲｼｱ「もしもし！？ノックス先生！？今すぐうちへ来てください！出血がひどいんです！もうほとんど意識もない！」
電話口の相手へ一方的に話した私は、すぐに電話を切り、再びAちゃんのもとへと向かった。
部屋に戻ると、エリシアが心配そうに彼女に声をかけていた。
ｸﾞﾚｲｼｱ「エリシア、Aちゃんのこと見ててくれてありがとうね。」
私はエリシアの向かい側に回り、止血をするために彼女の右脇のところをタオルで思い切り縛った。
ｸﾞﾚｲｼｱ「Aちゃん、大丈夫よ。いま医者を呼んでいるから。」
A「…ッ…ハァ…グレイシアさん……」
ｸﾞﾚｲｼｱ「ん？なに？」
A「…帰るの………遅くなって…………すみませ…ん…ッ…」
彼女の予想外の言葉に、一瞬言葉を詰まらせたが、私は彼女の頬に手をあてて言った。
ｸﾞﾚｲｼｱ「そんなこと………帰ってきてくれただけよかったわ……本当に…」
医者が来るまでの間、エリシアと私はAちゃんの手を握りながら、声をかけ続けた。
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-----〜A side〜
目が覚めると、そこは天井だった。
「目ぇ覚めたか？」
ベッド横に目を向けると、そこには知らない男性が椅子に座っていた。
A「あ、あの……」
私が口を開いた瞬間、部屋の扉が開いた。
ｸﾞﾚｲｼｱ「Aちゃん！目を覚ましたのね！」
A「グレイシアさん…」
起き上がろうと体に力を入れようとしたが、右腕に激痛が走り、動くことができなかった。
A「……ッ…！」
ｸﾞﾚｲｼｱ「あ、起き上がっちゃだめよ。まだ傷が痛むでしょう？」
駆け寄って心配そうに私を見つめるグレイシアさんに、私は申し訳なさでいっぱいで目を伏せた。
A「あ、あの……わたし……心配かけてごめんなさい…。」
ｸﾞﾚｲｼｱ「いいのよ。今はゆっくり休みなさい。」
そう言ってグレイシアさんは、私の頭を撫でると、彼女はハッと思い出したかのように、男性の方へ目を向けた。
ｸﾞﾚｲｼｱ「あ、この方は、ノックス先生。あなたを助けてくれたのよ。」
A「ノックス…先生…。」
ノックス先生と呼ばれる男性は、機嫌が悪いのか、終始眉をしかめて仏頂面をしていた。
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るるるs - 鋼の錬金術師AFじゃなくてFAですよ。 (2022年7月27日 0時) (
レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - ポケットの案内人さん» ポケットの案内人さん コメントありがとうございます！そう言っていただけて私もすごく嬉しいです(><)更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
ポケットの案内人(プロフ) - 私、ハガレン大好きなんですよ！夢小説書けないのに夢主勝手に想像したり、そしたらこの小説があったのでメッチャ嬉しいです！頑張ってください！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)
篠懸 菖蒲(プロフ) - みーこさん» みーこさん ありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです！更新頑張ります(><) (2020年6月23日 10時) (レス) id: 21fdeed85c (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってくださいね！ (2020年6月23日 10時) (レス) id: 19c92306d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菖蒲-アヤメ- | 作成日時：2020年6月12日 23時
